テンプレートでもLPで効果を出せる?──成果を出すために必要なたったひとつの準備
はじめに──「テンプレートでLPを作っても大丈夫ですか?」
LP制作の相談でよくいただく質問のひとつに、こんなものがあります。
「テンプレートでLPを作っても、ちゃんと成果は出ますか?」
最近は、ペライチやSTUDIO、WordPressのテンプレートなど、誰でも手軽にLPが作れる時代。
見た目もきれいで、早くて安くて、それなりにカッコよく仕上がる。
便利ですよね。
結論から言えば、テンプレートでも成果は出せます。
ただし、ひとつだけ条件があります。
テンプレートは、あくまで「作るための道具」
テンプレートは、デザインや構成があらかじめ整っている「作る」ことに特化したツールです。
でもLPで成果を出すために本当に必要なのは、作る前に「何を、誰に、どう伝えるか」を考えること。
つまり、成果は「作る」前の「準備」で決まるということです。
成果につながるLPをつくるための5つのステップ
「準備」とは具体的に何をするのか?
テンプレートを使って成果を出すための、シンプルで実践しやすい5つのステップをご紹介します。
① LPのゴール(成果)を決める
まずは「LPで何をしてほしいのか」を決めましょう。
資料請求? お問い合わせ? お申し込み?
複数あってもOKですが、ここを曖昧なまま進めてしまうと、LPの内容や伝え方の軸がブレます。
LPの目的は成果の獲得なので「何をしてもらいたいか」が明確でないと効果的なLPは作れません。
② LPにどうやって人を集めるかを決める
LPを作っただけでは見てもらえませんので、どこから人を連れてくるのかを設計しましょう。
- ホームページにリンクを貼る
- ブログで紹介する
- SNSで発信する
- リスティング広告を使う
- 名刺やメールにURLを載せる
「流入設計」は見落とされがちですが、ここを考えておかないと、どんなに良いLPでも「誰も見ないページ」になってしまいます。
③ ターゲットを3段階で絞る
流入経路が決まったらLPのターゲットを考えます。
お勧めなのは次の3つのステップで段階的にターゲットを絞り込む方法です。
- どんな人がLPに来てくれそうか?
- その中で、興味を持ってくれそうな人は誰か?
- 興味を持った人の中で、実際に成果につながるのはどんな人か?
過去のお客様の顔を思い出しながら考えると、具体性が出てきてターゲット設定がスムーズです。
④ 伝えるべき情報を整理して選ぶ
次に、そのターゲットに何を伝えれば反応してもらえるかを考えましょう。
まずは、商品の特徴やサービスの魅力をいくつか書き出してみてください。
そしてその中から「相手にとって価値のある情報」を選びます。
ポイントは「伝えたいこと」ではなく「相手が知りたいこと」を優先すること。
ピックアップした情報は以下の2つに分けてみましょう。
- 欲しくなる情報(魅力・メリット・期待感を伝える)
- 安心できる情報(不安の払拭・信頼性・根拠を伝える)
この2つのバランスが取れていると、読み手は自然と「これならいいかも」と思えるようになります。
⑤ 伝え方を考える(順番や構成、トーンや雰囲気)
最後に、それらの情報をどんな順番や構成で、どんなトーンや雰囲気で伝えるかを考えます。
ストーリー設計やコピーライティングの領域。情報を効果的に伝えるLPの型が参考になります(AIDMA・AISAS・QUESTなど)。気になる方はぜひ調べてみてください。
ブランディングやデザインの領域。テンプレートのデザインと連動します。高級感? 親しみやすさ? 真面目さ? 明るさ?ターゲットの心に届く見せ方を意識して選びましょう。
まとめ──テンプレートを活かす準備は整っていますか?
ここまで考えて、ようやくテンプレートを使う準備が整います。
LPの戦略とは「誰に」「何を」「どのように」伝えるかを考えること。
この戦略ができていない状態では、
どれだけインパクトのあるコピーを書いても、
どれだけ素敵なテンプレートを使っても、
LPの成果は出しにくいでしょう。
逆に、ここを押さえておけば、テンプレートでもしっかり成果を出すことは可能です。
テンプレートを活かす準備が整っているか、一緒に確認してみませんか?
「テンプレートでLPを作ろうと思っているけれど、この方向で大丈夫か不安…」という方へ。
ご希望があれば、LPの戦略部分について簡易チェックを無料で行っています。
お気軽にご相談ください。