「LPって売上につながるの?」という不安に、きちんと答えてみます
はじめに──よくある不安から、話を始めます
「LPって、本当に売上につながるんですか?」
これは、LP(ランディングページ)の制作を検討されている方から、よくいただく質問です。
特に、以前ホームページを作ったけれど思うような反応が得られなかったという方は「また同じことになるんじゃないか…」と不安になるのも無理はありません。
結論から言えば、LPは売上につながります。
ただし、それには「ある条件」があります。
ホームページとLPは、そもそも目的が違います
まず押さえておきたいのは、ホームページとLPでは役割がまったく異なるということ。
- ホームページ:会社情報やサービス紹介、採用情報など、幅広い情報を届けるための「情報提供型」のページ
- LP:「商品に興味がある人」を「今すぐ欲しい」に変えるための「成果獲得型」のページ
つまりLPは「買ってくれる可能性が高い人」に向けて、背中をあと一押しするように設計された1枚モノのページです。訪問者がスクロールして読み進めていくうちに、自然と「いいかも」「欲しいかも」と思えるように作り込まれています。
成果が出るLPは「誰に・何を・どう伝えるか」が明確
LPは見た目がオシャレなら成果が出る…というものではありません。
成果が出るLPは、しっかりとした戦略設計のうえに成り立っています。
戦略を考えるときの基本は次の3つです。
①誰に(ターゲット)
たとえばスマホを売るとしても、
- シニアなら「操作が簡単」「文字が大きい」
- 学生なら「アプリが快適」「容量が多い」
訴求すべきポイントはまったく変わります。
②何を(訴求内容)
その人にとって「価値があること」は何か。
同じ商品の中でも、どこを強調するかがカギになります。
③どう伝えるか(見せ方・語り口)
派手に目を引くのか、落ち着いたトーンで信頼感を出すのか。
LP全体の印象や構成、コピー、デザインにかかわる部分です。
この3点を曖昧にしたままLPを作ってしまうと、どんなに見た目がよくても、成果には結びつきません。
「戦略を考えています」と言いながら、実は考えていない制作会社が多い
ここで、よくある誤解について少し触れておきます。
多くの制作会社が「戦略を大事にしています」と言っていますが、実は「戦略」と呼べるほどのものを立てていないことも多いのです。
ヒアリングをもとに、担当者の経験や感覚だけで方向性を決めてしまう。
それを「戦略」と呼んでしまっている現場が、意外と多くあります。
もちろん、ヒアリングは大事です。
でも、それだけでは足りません。
私たちのLPは「20ページの戦略企画書」から始まります。
私たちは、成果を出すLPをつくるために、「戦略の密度と精度」に徹底的にこだわります。
そのために、LP制作前に必ず約20ページにわたる戦略企画書を作成します。
そこには、
- 市場・競合、顧客、自社の詳細な分析
- ターゲット像と購買心理(インサイト)の言語化
- 誰に、何を、どう伝えるべきかの整理
- それに基づく構成案とストーリー設計
がすべて詰まっています。
このプロセスを経ることではじめて「成果が出るLP」がつくれると考えています。
正直、この価格帯(LP1本30~40万円)でここまでやっている会社は、ほとんどありません。
もちろん、100万円を超える高単価LPなら専任のマーケターがつくこともありますが、私たちは中価格帯でも本気で成果を狙う設計を提供しています。
戦略が浅いと、どうなるか
逆に、戦略が浅いとどうなるか。
その答えはシンプル、「成果が出ない」です。
ヒアリングだけを頼りにLPを作るというのは、お客様からいただく情報や意見を、そのまま正しい前提として組み立ててしまうということ。
- 実はターゲットの設定がズレていた
- 強みだと思っていたことが、実は競合でも当たり前だった
- インパクト重視が良いと思っていたけれど、冷静なトーンのほうが成果が出る市場だった
──こうした「ズレ」は、当事者であるお客様にはなかなか気づけません。
だからこそ、第三者の視点と専門的な分析が必要なのです。
この部分が曖昧なままLPを制作してしまうと、「こだわって作ったのに、まったく成果が出ない」という結果になりかねません。
おわりに──LP制作で後悔しないために
成果につながるLPには「条件」があります。
それは、戦略を曖昧にせず、誰に・何を・どう伝えるかを、徹底的に見極めていること。
キャッチコピーやデザインにこだわるのももちろん大事です。
でもそれは、しっかりした戦略があるからこそ生きるのです。
私たちは「成果が出るLP」をつくるために、戦略設計に妥協しません。
「とりあえず作る」ではなく「ちゃんと売れる」LPを目指したい方へ
1枚のページに、戦略と意図をぎゅっと詰め込んだ、手ごたえのあるLPを一緒につくっていきませんか?
ご希望があれば、私たちが実際にお客様向けに作成している戦略企画書の一部をお見せします。
「売上につながるLPってこういうことか」と感じていただけるはずです。