LPって、どのくらいの期間で効果が出るものなんですか?

LP(ランディングページ)を初めてつくるとき、多くの方が気にされるのが

「どのくらいで効果が出るんですか?」

ということ。

費用対効果を見極めたいという気持ちは、ごく自然なものだと思います。

結論からいえば―LPは早ければ数日で反応が出ることもあります。

実際、LP公開の翌日に反応があったというケースもめずらしくありません。

ただしそこには条件があります。

目次

ポイントは「流入の質」と「LPの質」

短期間で成果が出るのは、次の2つの条件が揃っているときです。

  • 商品やサービスに興味を持った人がLPに流入してきている(=流入の質が高い)
  • 流入した人の気持ちをうまく行動に導ける構成になっている(=LPの質が高い)

たとえば、検索広告などで前向きな検討者を集めており、さらにその人の気持ちにフィットしたLPが表示された場合。

このようなケースでは、非常に短期間で成果が出ることがあります

逆にどちらか一方でも欠けていると、反応は出づらくなります。

「LPの質」とは何を指すのか?

LPの質を見極めるポイントは「流入した人をどれだけ成果につなげられているか」です。

成果を出すには、ターゲットの心理に沿って、情報をどう並べていくかが非常に重要です。

この情報の並べ方を「ストーリー設計」といいます。

ストーリー設計は、LP全体の骨組みとも言える部分で、ここがしっかりしていれば、途中までしか読まれなくても成果が出るLPになります。

読み手が「売り込まれている」と感じないようにしながら、自然に読み進めたくなる流れをつくるのがポイントです。

ストーリー設計の代表的な型:AIDMAとQUEST

ストーリー設計の参考としてよく使われるのが、「AIDMA」と「QUEST」という2つの型です。

それぞれ、LPの構成を考えるときに役立ちます。

AIDMA(アイドマ)

ターゲットの心理が変化していくプロセスに沿ったストーリーの構成です。

  • A(Attention:注意を引く)
  • I(Interest:興味を喚起する)
  • D(Desire:欲求を刺激する)
  • M(Memory:記憶させる)
  • A(Action:行動させる)

この順番で構成を組むことで、読み手を自然に行動へと導くことができます。

QUEST(クエスト)

こちらはターゲットとの関係性づくりを重視したストーリーの構成です。

  • Q(Qualify:対象を絞り込む)
  • U(Understand:共感する)
  • E(Educate:教育・啓蒙する)
  • S(Stimulate:刺激する)
  • T(Transition:行動させる)

「あなたのことをちゃんと理解していますよ」という共感から入り、自然に商品理解へとつなげていく流れです。

例:有機シアバターを売るLPの場合

構成の違いが分かるように、シアバターを販売するLPでそれぞれの型を使ってみましょう。

※ターゲットは「肌荒れなどに悩むナチュラル志向の女性」、LPのCV(成果)は「購入」とします。

AIDMA型の構成例

  • Attention(注意を引く)
    海外で品切れ続出中のシアバターがついに日本上陸
  • Interest(興味を喚起する)
    海外セレブも愛用する100%オーガニック。環境にも人にもやさしい
  • Desire(欲求を刺激する)
    これ1つでフェイス、全身、髪まで。もう他のケアは不要です
  • Memory(記憶させる)
    在庫限り、大人気につき次回入荷は未定
  • Action(行動させる)
    今ならこのページ限定で20%OFFキャンペーン実施中

QUEST型の構成例

  • Qualify(対象を絞り込む)
    化学成分のスキンケアで、肌や髪の不調を感じていませんか?
  • Understand(共感する)
    乾燥・かゆみ・髪のパサつき……実は“合わない成分”が原因かもしれません
  • Educate(教育・啓蒙する)
    そんな方におすすめなのが、有機シアバター。100%植物由来で安心です
  • Stimulate(刺激する)
    しかもこれ1つでフェイスからボディ・ヘアまでオールインワンで使えます
  • Transition(行動させる)
    もう成分に悩まない。あなたの生活を変えるナチュラルケアを、今から

どちらの型がいいの?

これは商品やターゲットによって変わります。

どちらか一方が正解というよりも、実際に構成してみて比べてみるのが一番確実です。

できれば一度、両方の構成で文章をつくってみて、1日以上時間をおいてから読み返してみてください。

そして「より心が動いた方」を採用する。

これだけでグッと成果に近づきます。

慣れてくると、両方の型の要素を混ぜて自分なりの型をつくることもできるようになります。

その段階になれば、より深いLP設計が可能になります。

まとめ

  • LPは、条件が整えば公開から数日で効果が出ることもある
  • ポイントは「流入の質」と「LPの質」
  • LPの質は「ストーリー設計」で決まる
  • ストーリー設計には「AIDMA」や「QUEST」といった型がある
  • 型は実際に組んでみて、より気持ちが動く方を選ぶのが◎

ご相談ください

「自分の商品にはどんな構成が合っているか分からない」

「とりあえず書いてみたけど、これでいいのか不安…」

そんなときは、気軽にご相談いただければと思います。

構成のアドバイスや改善提案なども可能です。

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