法律事務所LPの作り方① | 相談しやすさはどうつくる?顧客の心理ハードルを下げる設計とは
「弁護士に相談したほうがいいのかもしれない…でも、なんだか相談しづらい。」
法律事務所のランディングページ(LP)に訪れる多くの人が、こうした心理的ハードルを抱えています。
本記事では、実際の法律事務所のLP制作現場で蓄積された知見をもとに、相談しやすさを設計するための具体的なポイントを解説します。
1. なぜ「相談しやすさ」がLPで重要なのか?
LPは、ただ情報を伝えるだけでなく「相談」という行動を促すことがゴールです。
しかし、相談を検討している人の多くは、次のような不安や迷いを抱えています。
典型的な心理的ハードル
- 自分の悩みを弁護士に話してよいのか分からない
- 相談内容をどう説明すればいいか不安
- 費用が分からないと気軽に連絡できない
- 弁護士=堅い・怖いというイメージがある
- すぐに依頼を迫られるのではと心配している
こうした相談までの壁を取り除くことができれば、LPの反応率(CV)は大きく変わります。
2. 相談の一歩を後押しする設計要素とは?
相談ハードルを下げるには、安心、わかりやすさ、柔軟さの3つを意識した設計が重要です。
安心を生む表現・ビジュアル
- 弁護士の顔写真と親しみのある紹介文(実績より人柄重視)
- 「まずはお話だけでもOKです」といった共感的な言葉
- 実際の相談者の声・体験談(匿名・概要のみでも可)
わかりやすい情報設計
- 「初回相談無料」など費用の有無・条件を明記
- 相談までの流れを3~5ステップで簡潔に説明
- よくある質問(FAQ)を事前に解消できる構成に
柔軟な相談手段の提示
- 電話・メール・LINE・Zoomなど多様な連絡手段を用意
- 平日夜間や土日相談、Web面談にも対応
- 「訪問が難しい方へ」「全国対応」なども明記すると安心感が高まる
3. 利用しやすさは「導線と時間設計」にも現れる
サービスの利用しやすさ=価格や立地と思われがちですが、実際はLP上の導線や時間の設計も含まれます。
スムーズな導線設計のポイント
- スマホ表示での見やすさ(文字のサイズ、段落の余白)
- CTAボタンをページ中に複数設置(スクロール中に見失わせない)
- フォームは入力項目を最小限に絞る(名前+連絡手段+相談概要のみ)
時間的な利用しやすさを演出する
- 「24時間受付中」の記載
- 「すき間時間にWeb面談も可能」など、ライフスタイルに寄り添った文言
- 「まずは5分のヒアリングから」など時間的ハードルを下げる表現
これらを加えるだけで、ちょっと連絡してみようかなという行動の後押しになります。
4. 相談ジャンルを問わない「心理設計」の視点
法律相談にはさまざまな分野がありますが、相談前の心理状態には共通点があります。
感情的な負担が強いケース(例:家庭、対人トラブル)
- 「人に言いづらい」「誰にも話せなかった」という孤独感
→ 親身さ・受容・秘密厳守を示すことで安心を与える
手続きや専門用語が多いケース(例:事故、財産、契約)
- 「何から始めればいいのか分からない」「専門用語が難しい」
→ シンプルな手順説明や「まずは状況整理から」という提案が効果的
緊急性が高くない準備型の相談(例:遺言、備え)
- 「今すぐ必要ではないが、いずれ必要」
→ 「後悔しないために今できること」など、やさしい動機づけが有効
つまり、LPでは「気軽に話してもいい雰囲気」「専門知識はいらない」「今すぐでなくてもいい」というメッセージを明確に伝えることが、どの分野においても機能します。
5. まとめ|相談しやすさを高める5つの処方箋
- 表情・言葉で人柄を伝えることで距離感を縮める
- 相談の流れ・費用・方法を「不安なく分かる」ように設計
- LINEやWeb面談など柔軟な相談手段を明示
- スマホ導線・入力フォーム・CTA配置も最適化する
- 誰でも相談していい空気感を言葉と構成で演出する
専門性よりも、話しやすさを。
実績よりも、寄り添ってくれそうかを。
それが、相談という行動につながる「最初の決め手」になります。
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