法律事務所LPの作り方④ | 依頼を後押しする読みやすさの秘訣とは?UI設計と導線の工夫
「いい内容なのに、なぜか相談が来ない」
その原因は、UI(見やすさ)と導線設計(行動しやすさ)にあるかもしれません。
相談件数の少なかった法律事務所が、構成と導線を見直しただけで反応が増えるというケースは少なくありません。
本記事では、成果の出た法律事務所LPで実際に採用されたUI・導線の工夫をご紹介します。
1. LPの役割は読むから「動く」へ
法律相談のLPには、知ってもらうことに加えて「動いてもらう」ことが求められます。
しかし、以下のような設計では、せっかくの情報も届きません。
- 見出しがなく、読みにくい長文が続く
- 情報が詰め込まれていて、途中でスクロールをやめてしまう
- CTAボタンが1つだけ、しかも最後にしかない
- スマホで見たときにレイアウトが崩れている
成果が出ているLPは、これらを徹底的に避け、「読みたくなる」「安心できる」「すぐ相談できる」設計になっています。
2. 反応が取れるLPに共通するUI・導線の工夫
① ファーストビューは「誰に・何を」を明確に
冒頭3秒で、訪問者はそのページを読むかどうかを決めます。
要素 | ポイント |
---|---|
キャッチコピー | 対象者と課題を端的に表現(例:「家族のことで悩むあなたへ」) |
副見出し | 解決の方向性を伝える(例:「争わず納得できる方法を一緒に探します」) |
CTAボタン | 明確かつ安心感のある文言(例:「まずは無料でご相談ください」) |
成果の出るLPでは「あなた向けである」と伝わるコピーと、1スクロール以内の行動導線が配置されています。
② ページ全体の見やすさを設計する
離脱されにくいLPの構成には、以下のような特徴があります。
- 各セクションごとに余白を広めに設定し、1テーマに絞る
- スマホでの閲覧では1カラム構成を基本とする
- 見出し・太字・色で強調箇所を明確にする(過度な装飾は避ける)
- 必要以上に画像を詰め込まず、読みやすさを優先する
「弁護士紹介」「解決事例」「お客様の声」など、1要素=1ブロックとして独立させ、見やすい順番で配置することで、離脱率の改善につながります。
③ CTA(相談誘導)は複数配置が基本
CTA(Call to Action)は、1箇所ではなく複数設置しましょう。
設置箇所の例 | 目的 |
---|---|
冒頭キャッチ下 | スピード行動タイプの相談者向け |
問題提起セクション後 | 「自分に合っている」と感じた瞬間に誘導 |
終了セクション後 | 納得して読み終えた層の背中を押す |
成果が出ているLPでは、最低でも3回はボタンを配置しています。
また、無理な勧誘はしません、無料ですのでご安心くださいといった文言で、心理的な障壁を下げることも効果的です。
3. UIに配慮された構成(例)
複数の法律相談ジャンルにまたがって活用されていた、UI最適化型の構成テンプレートをご紹介します。
- ファーストビュー
対象明示・キャッチコピー・行動ボタンを一画面内に配置 - 相談者への共感
「こんな悩みはありませんか?」と問いかけ、読者の状況を代弁 - 問題と課題の可視化
感情的・実務的両面から問題点を構造化して提示 - 選ばれる理由
理念・対応姿勢・専門性など、他事務所と差がつくポイントを明記 - 解決事例・お客様の声
エピソード形式で臨場感を演出し、未来像を想起させる - 弁護士紹介
顔写真・出身・経歴・信念を丁寧に言語化(動画付きも有効) - よくある質問
相談前の不安を払拭し、行動ハードルを下げる内容に特化 - 相談案内・フォーム
スマホでも操作しやすい入力数(3〜5項目)+安心感の文言
このような構成にすることで、読んで安心→納得して行動という流れが自然に生まれます。
4. 反応を改善するためのUI設計のポイント
成果を出せるLPを設計するのに活用できる、ユーザーの行動を後押しする要素を整理しました。
これらは複数の相談ジャンルにおいて共通して効果があり、反応改善の鍵となるポイントです。
コツ・ポイント | 具体的な効果・意図 |
---|---|
CTAボタンの色・配置を最適化する | 自然な目線の流れに沿って複数配置することで、クリック率が向上する |
見出しと強調表現を再設計する | セクションごとの主張が明確になり、スクロール率・読了率が上がる |
事例・声に感情を込めて伝える | 実際の相談者像や状況をイメージしやすくなり、共感や安心感を得やすい |
スマホでの読みやすさを徹底する | スクロール・操作がスムーズになり、離脱を防げる |
フォームは負担が少ない設計にする | 必要最低限の入力項目で、行動ハードルを下げられる |
安心感のある文言を添える | 「無理な勧誘なし」などの一言で、最後の一歩を後押しできる |
これらの工夫はすべて、「いかに自然に、気持ちよく行動してもらえるか」という視点で設計されています。
見た目の美しさだけでなく、行動しやすいデザインが成果を左右します。
5. 導線設計は押すより「気づかせる」
LPのUIは、ただ押し付けるのではなく、この人に相談したいと自然に感じてもらう設計が理想です。
そのために必要なのは、
- 見やすさ・分かりやすさに徹底して配慮
- 相談者の感情や状況に沿った順番で情報を配置
- 必要な場所に、必要なタイミングで、やさしく手渡す導線
読まれるだけでなく、信頼されるためのUI。
これが、成果を生むLPの本質です。
まとめ|読めるではなく「読みたくなる」LPへ
- 法律事務所LPの成果は、構成と導線設計に大きく依存する
- スマホファースト・視線の流れ・セクション設計が重要
- CTAは複数箇所+言葉のトーンでハードルを下げる
- LPは「行動しやすさ=信頼感」で構成することがカギ
誰のために、どう伝えるか。
それを構造として表現できているLPこそが、サービスが選ばれる入口になります。
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「今のLP、見やすい設計になっているか自信がない…」
「スマホユーザーへの最適化ができていない気がする…」
そんな方に向けて、構成改善・導線設計の無料相談を承っています。
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お困りの際は、いつでもお気軽にお問い合わせください。
次はこの人に頼みたいと思わせる、弁護士紹介の見せ方とは?というテーマでお話しします。