エステサロンLPの作り方④ | 価格とメニューはどう見せるのが正解か?
エステサロンのランディングページ(LP)を制作する中で、意外と難しいのが「価格とメニューの見せ方」です。
- 金額を載せると高く見えてしまうのでは?
- メニューが多すぎて、どう整理したらよいか分からない
- 最初は体験だけ来てもらえればいいけど、どこまで説明するべき?
このように、LPにおける価格とメニューの扱いは、集客や予約率に直結する重要なポイントです。
今回は「体験予約につながる見せ方」とはどのようなものか、構成・表現・心理の面から解説します。
なぜ価格とメニューが重要なのか?
価格とメニューは、サロンの印象を大きく左右します。
同じ施術内容でも、「分かりやすい」「選びやすい」「お得感がある」と感じられるだけで、体験予約のハードルはぐっと下がります。
逆に、情報が不足していたり複雑すぎたりすると、以下のような心理が働きます。
- 自分に合ったコースが分からないからやめておこう
- どこまでが料金に含まれているか不明で不安
- 体験だけのつもりなのに、高額コースに勧められそう
つまり、価格とメニューの「伝え方」こそが、信頼と安心につながる入口になるのです。
LPでの価格・メニュー設計の3原則
1. 体験コースをメインで見せる
LPの目的が体験予約である場合、まずは初回体験に絞って強く打ち出すのが効果的です。
悪い例 | 良い例 |
---|---|
「30分×5回/全身コース:55,000円」など通常メニューが先に並ぶ | 「初回限定〇〇円で体験」→ 詳細は来店後 |
体験コースの情報は、以下を明確にします。
- 内容(部位、時間、施術方法の概要)
- 金額(通常価格と体験価格の比較)
- 回数や条件(1人1回限定など)
- 決済方法(現金・クレジット・都度払いなど)
>目的をひとつに絞ることで、「申し込みやすさ」が格段に上がります。
2. 「選べる・わかる・迷わない」構成にする
メニューが多いと、かえって選びにくくなってしまいます。
そこで有効なのが、大枠で分けて目的別に誘導する構成です。
たとえば
- 上半身を重点的に引き締めたい方
→ 上半身集中コース - 脚まわりのむくみが気になる方
→ 下半身スッキリコース - 全体的に整えたい方
→ 全身トータルケアコース
このように、悩みや目的から選べる設計にすることで、「自分に合っている」と思ってもらいやすくなります。
3. 価格は安心材料として活用する
価格は、単に「安い・高い」だけで判断されるわけではありません。
お客様は次のような観点から総合的に判断します。
- 内容に対して納得できるか
- 明朗で追加料金がなさそうか
- 体験なら試しやすい価格か
特に初回体験は、以下のように表現することで安心感を高められます。
- 通常〇〇円 → 体験価格〇〇円(約70%OFF)
- 1回限り。しつこい勧誘はありません
- 体験当日に無理な契約は行いません
>価格=ハードルではなく、安心材料として提示することが重要です。
メニュー表の見せ方の工夫
実際にLPに記載する際の見せ方にも工夫が必要です。
視覚的にシンプルに
- メニューは3〜5種類に絞る(詳細は来店後やカウンセリングで案内)
- 価格は税込表記で端数を避け、ひと目で分かるように
- 表形式で「施術内容」「時間」「金額」を並べるのも効果的
体験→次の提案という流れを明示する
- まずは体験で効果を実感→必要があれば継続をご提案
- 都度払いも可能。回数制も選べます
>あくまで体験がゴールであり、継続提案はその先にあることを示す構成が好まれます。
価格・メニューは信頼設計の一部
価格とメニューの見せ方は、予約させるためのテクニックではなく、信頼を築くための設計です。
とくに、以下のような表現は信頼を後押しします。
- 体験内容は事前にカウンセリングで一緒に決めます
- 料金はすべて事前に提示します
- お悩みに合わせて一番効果的なコースをご案内します(勧誘なし)
これにより、お客様は「自分のペースで選べる」「押し付けられない」と感じ、安心して申し込めるようになります。
まとめ:体験価格+選びやすさ=予約の背中を押す設計
価格は安ければよい、メニューは多ければよい――そう考えてしまいがちですが、LPにおいては以下の3点が重要です。
- まずは体験1本に絞って見せる
- メニューは悩みや目的から選べる構成に
- 価格は明朗・安心・納得を意識して提示する
この3点を押さえることで、体験予約というアクションに着実につなげることができます。
LPは売る場所ではなく、信頼されて試してもらう場所。
その前提に立って、価格とメニューの見せ方を設計していきましょう。
無料相談受付中
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内容を見直すだけで、予約率が大きく変わる可能性があります。
マーケターが現状やご要望を伺い、アドバイスをさせていただきます。
次はLP×SNS×広告、集客の最適導線とは?というテーマでお話しします。