太陽光発電LPの作り方② | 価格を出さなくても信頼を設計できる3つのポイント
太陽光発電のランディングページ(LP)を制作する際、よくある悩みの一つが「価格をどう見せるか」です。
太陽光発電の導入価格は屋根形状・日照条件・補助金の有無などによって大きく変わるため、明確な金額を記載することはできません。
でも、価格に関する情報をまったく載せないと、「不親切」「わかりにくい」と感じさせてしまう可能性があります。
そこで今回は、価格を明記できないという前提のもとで、信頼を得て相談につなげるための3つの設計ポイントを解説します。
1. 価格を出せないことを安心に変える説明を
多くのLPでは「まずはご相談ください」「価格は個別見積もり」といった文言のみが書かれています。
でもそれだけでは、見込み客にとって不安が残ります。
重要なのは、なぜ価格が出せないのかを丁寧に説明することです。
価格が建物の条件や地域の補助金制度によって大きく異なること、それを正確に見極めるために事前のヒアリングや現地調査が必要であることをきちんと伝えることで、逆に「誠実な対応だ」と受け止められます。
設計ポイント
- 価格を出していない理由を明確に記載する
- 地域・建物・希望条件に応じて最適プランが変わることを伝える
- 一律料金でないことが安心材料になるよう言い換える
2. 金額の代わりに経済メリットを伝える
金額を書けない代わりに、導入することで得られる経済的なメリットを明示することで、見込み客は検討に値すると感じやすくなります。
とくに効果的なのは、以下の3つです。
補助金の金額実績
地域ごとに変わる補助金額を目安として提示することで「今なら補助が使える」と伝わります。
電気代削減シミュレーション
月々の電気代がどれくらい下がるのかが分かるシミュレーションは、見込み客の関心が非常に高く、反応率が高いコンテンツです。
投資回収年数
「初期費用はかかるが、○年で元が取れる」という表現は、費用の不安を払拭する材料になります。
設計ポイント
- 補助金○万円の適用実績ありなど、過去の参考事例を紹介
- 電気代が導入前後でどう変わるか、グラフや表で示す
- 投資回収まで平均○年といった実績ベースの記載
3. 価格以外の信頼材料で判断を後押しする
価格が明示できない業界だからこそ、見込み客は他の信頼材料を探しています。
施工実績、保証内容、スタッフ対応、施工会社の透明性など、価格以外の比較軸をしっかりと用意することが、相談獲得のカギとなります。
たとえば、以下のような情報はLP上で非常に有効です。
- 年間の施工件数や累計実績
- 自社施工であることや、専門スタッフによる対応体制
- 20年保証・完工保証などの長期保証制度
- Google口コミなどの外部評価
設計ポイント
- 「施工実績○○件」「地域密着型」などの信頼訴求をトップ近くに配置
- 「お客様の声」「Google口コミ評価4.7」など、第三者評価を活用
- 「補助金申請もフルサポート」などサポート体制を強調
まとめ:価格は出せなくても、信頼はつくれる
太陽光発電のLPでは「価格を出せないからこそ、信頼設計が重要」になります。
価格を見せられないという制約の中でも、
- 説明責任を果たす姿勢
- 経済的メリットの提示
- 価格以外の信頼材料の設計
を丁寧に行うことで「この会社に相談してみよう」という判断を引き出すことができます。
安さではなく、納得できる根拠と安心がLPの成否を分けるのです。
無料相談受付中
「価格を載せられないLPで、どうやって反応を取ればいいのか分からない」
「補助金や回収年数をどう表現すれば効果的?」
とお悩みのご担当者さまは、ぜひ無料相談をご活用ください。
現在のLPやこれからの構想についてお聞かせいただき、具体的な改善策をご提案いたします。
次は「補助金対応してます」では弱い。反応を生む補助金訴求の伝え方というテーマでお話しします。
連載『太陽光発電LPの作り方』の目次
- 第1回:なぜ今「太陽光発電」なのか?見込み客が動き出す5つの理由
- 第2回:価格を出さなくても信頼を設計できる3つのポイント
- 第3回:「補助金対応してます」では弱い。反応を生む補助金の訴求方法
- 第4回:施工の信頼性はどう伝える?問い合わせにつながる表現設計
- 第5回:「最後のひと押し」になるLP導線と構成の整え方
