太陽光発電LPの作り方⑤ | 「最後のひと押し」になるLP導線と構成の整え方
太陽光発電のLPで見込み客がすでに興味を持ち、サービス内容にも納得している。
にもかかわらず、お問い合わせや資料請求には至らない。
このようなケースでは、最後のひと押しが足りていないことがほとんどです。
本記事では、見込み客の背中をそっと押すための導線・構成のポイントを、よくある失敗例とともに解説します。
1. CTA(行動導線)は1種類にしない
「無料相談はこちら」「資料請求はこちら」など、CTAボタンをひとつだけに絞ってしまうと、見込み客の心理状態に合わない場合、行動につながりません。
ユーザーには「いますぐ話したい人」「じっくり検討したい人」「まず情報を集めたい人」など、複数のタイプが存在します。
それぞれの行動傾向に合わせて、複数のCTA導線を設けておくことが、反応率を大きく高めるポイントです。
設計ポイント
- 「無料相談をしてみる」ボタン(即決タイプ)
- 「資料をダウンロードする」ボタン(比較検討タイプ)
- 「メールで質問する」リンク(慎重派タイプ)
- 「よくある質問」リンク(情報収集タイプ)
2. CTAは繰り返してもよいが、全く同じでは意味がない
ページの上・中・下部にCTAボタンを配置するのは一般的な手法ですが、すべて同じ文言ではあまり機能しません。
読者の読む位置や気持ちの段階に応じて、伝えるべき言葉を微妙に変えることが大切です。
たとえば、導入部分では「まずはお気軽に」、サービス説明の後では「不安な点をご相談ください」、実績紹介の後では「○○のような事例をご紹介できます」など、共感・安心・興味の段階に合わせてCTAを調整するのが効果的です。
設計ポイント
- ファーストビュー:「無料相談受付中。まずはお気軽に」
- 中盤(補助金やメリット説明後):「自分に合った補助金額が知りたい方はこちら」
- 実績紹介後:「○○様のような事例をご希望の方へ」
- フッター:「今すぐ無料で相談する(24時間受付中)」
3. フォームは聞きすぎない。でも安心させる
見込み客が相談フォームを開いたのに閉じてしまうという現象は意外と多く、その原因の多くが「項目が多すぎる」「入力が面倒」「何が送られるか不安」などの心理的障壁です。
フォームは、項目数を最低限に絞り、見込み客に安心して入力できる設計が不可欠です。
また、「いつ返信が来るのか」「どんな内容が届くのか」など、行動後の流れを明記しておくと安心感が生まれます。
設計ポイント
- フォーム項目は「名前・メール・内容」の3点前後にとどめる
- 「ご相談内容はざっくりでもOK」「24時間以内に返信します」などの安心コピーを添える
- 「営業目的の連絡はいたしません」などの明記で信頼を補強
4. 最後まで読んだ人に、あと一歩踏み出してもらう言葉
LPの最後までスクロールしたユーザーは、ある程度関心がある状態です。
この段階の読者に対しては、問い合わせを迷う理由を払拭する言葉が強く効きます。
例
- 他社と比較検討中でも歓迎です
- 導入はまだ考えていないが、話を聞きたいという方もどうぞ
- お見積もりだけでも構いません
- 地方の方も対応しています
これらの文言によって、「まだ検討中だからやめておこう」と思っていた人の背中を自然に押すことができます。
まとめ
問い合わせや資料請求は、内容の良し悪しだけでは生まれません。
行動への一歩を踏み出せるように設計されているかどうかが、最終的なコンバージョンを左右します。
伝えるだけではなく「どうすれば動いてくれるか」を考えた導線と構成。
これが成果につながるLPに欠かせない最終工程です。
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「LPを作ってみたものの、反応が鈍い」
「導線やCTAがどこかチグハグに感じる」
とお悩みの方へ。
私たちは、ターゲットの心理に沿ったCTA設計・導線配置を得意としています。
太陽光発電のような高単価・高関与商材に最適化された構成づくりもご支援可能です。
いつでもお気軽に、お問い合わせください。
連載『太陽光発電LPの作り方』の目次
- 第1回:なぜ今「太陽光発電」なのか?見込み客が動き出す5つの理由
- 第2回:価格を出さなくても信頼を設計できる3つのポイント
- 第3回:「補助金対応してます」では弱い。反応を生む補助金の訴求方法
- 第4回:施工の信頼性はどう伝える?問い合わせにつながる表現設計
- 第5回:「最後のひと押し」になるLP導線と構成の整え方
