中古車買取LPの作り方④ | 「安心して任せられる」と思わせるデザインと導線

どんなに優れたサービスでも、この会社にお願いして大丈夫そうと感じてもらえなければ、問い合わせにはつながりません。

特に中古車買取のように不安や疑念が生じやすい分野では、安心感が最初の行動を大きく左右します。

本記事では、顧客に「安心して任せられそう」と思ってもらうためのデザインや導線設計のポイントをご紹介します。

目次

なぜ安心感が重要なのか

顧客が中古車買取サービスを検討する際、多くは次のような感情を抱いています。

  • ちゃんと引き取ってくれるのか不安
  • 査定後に減額されるのではと疑っている
  • 廃車や名義変更の手続きが複雑そう
  • 営業がしつこくないか心配

これらは条件ではなく、感情の壁です。

この壁を越えるには、理屈よりも雰囲気や印象で信頼を得る必要があります。

そこで役立つのが、デザインと導線です。

安心感を生むLPデザインの3原則

顧客がLPを開いた瞬間に受け取る印象が、信頼を左右します。

そこで、以下の3つの原則を軸にデザインを設計すると、任せて大丈夫そうという感情を引き出しやすくなります。

1. 誠実な印象を与えるデザイン

  • トーンは過度に派手にせず、落ち着いた配色・構成
  • 加工された写真ではなく、実際の整備風景やスタッフの笑顔
  • 曖昧なキャッチコピーではなく、具体的な行動や価値を示す言葉

例:
×「高価買取!」のみ
〇「整備士が1台ずつ状態を確認し、納得の査定をご提案します」も訴求

2. ユーザー目線の情報配置

  • 最初に共感や背景を示す(例:「一括査定に疲れていませんか?」)
  • 次に対応可能な車種・状態、サービスの流れ、安心できる理由
  • 最後に問い合わせフォームやよくある質問で背中を押す

構成を通じて「読んでよかった」と思わせることで、自然とアクションにつながります。

3. 不安を和らげる視覚要素

  • 引き取りの流れを図解する
  • サービスの特徴をアイコンで明示する
  • お客様の声やスタッフ紹介など、人が見えるコンテンツを挿入する

とくに中古車買取では、無機質な業者よりも「顔の見える会社」に安心を感じるという傾向が強くあります。

行動を促すための導線設計

顧客が問い合わせてみようと思った瞬間に迷わせないために、導線はシンプルかつ自然に配置する必要があります。

基本の導線設計(例)

LPセクション推奨する導線要素
ファーストビュー査定依頼ボタン・電話番号・LINEバナー
中盤(サービス紹介)特徴別の「無料査定へ」リンク・再掲ボタン
終盤(Q&A・実績)行動前の不安を解消 → ボタンへつなぐ動線
最下部(クロージング)目立つボタン(色・配置)+「今なら○○キャンペーン」など

このように、LPの随所に自然な形で行動導線を配置することで、顧客はストレスなく申し込みに進むことができます。

導線設計の工夫(安心を後押しする文言)

ただボタンを置くだけでなく、顧客の心情に寄り添った文言を添えることで効果が高まります。

  • 迷っている方も、お気軽にご相談ください
  • まだ売るか決めていない方もOKです
  • ご相談だけでも大歓迎です。無理な営業は一切ありません

このように、問い合わせに対する心理的なハードルを下げる一言を添えることで、「とりあえず聞いてみよう」という行動が生まれやすくなります。

顧客の目線の流れを意識する

LPを見る人は、必ずしも最初から最後まで読みません。

視線の流れ・スクロールの動線を踏まえて、下記のような設計を意識すると、成果につながりやすくなります。

  • スマホ閲覧を前提に、縦方向にテンポよく情報を並べる
  • 各セクションごとに見出し+要点を短くまとめる
  • どこを読んでも「問い合わせへの道筋」が自然につながるようにする

安心感は細部まで考えられた設計によって生まれる

安心して任せられるという感覚は、たった一言のコピーや一枚の画像で決まるものではありません。

  • トーンやレイアウトの統一
  • 写真や文章の誠実さ
  • 導線の配置と行動前の配慮

こうした細部の設計が積み重なって、「この会社なら大丈夫そう」という印象を形づくります。

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次は成果につながるLPの運用と改善のポイントというテーマでお話しします。

連載『中古車買取LPの作り方』の目次

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