ポータブル電源LPの作り方⑤ | 安心して申し込める導線とFAQ設計のポイント
ポータブル電源のように比較検討されやすい商品は、「本当にこの会社から申し込んで大丈夫かな?」というちょっとした不安が最後まで残りやすいものです。
特に高額な製品であればあるほど、「万一の時のサポートは?」「思っていたものと違ったら?」といった疑問が
購入の決断を後回しにさせてしまいます。
だからこそLPでは、申し込むときに感じる心理的ハードルを下げる仕掛けが重要です。
その中心が、安心感を支える導線設計と疑問を解消するFAQです。
なぜ申し込み前に不安が残るのか
多くのユーザーは、スペックや価格を一通り比較したあとに、「それでもまだちょっと心配…」と立ち止まってしまいます。
これは決して商品に魅力がないわけではなく、単に知らないことが残っているだけです。
特に防災や緊急時の備えとしてポータブル電源を検討している人は、失敗したくない心理が働くので、保証・返品・サポート対応の細かい部分まで「大丈夫そう」と思えないと申し込みに踏み切れません。
CTAはユーザーが今すぐ動けると思える場所に
どんなにLPの内容が素晴らしくても、申し込みボタンをどこに置くか、どう誘導するかが分かりにくいと、申し込み率は大きく下がります。
1ページの中で1回だけ設置するのではなく、問題提起のあと、仕様説明のあと、口コミのあと…ユーザーが「ここでちょっと相談してみようかな」と思ったタイミングで迷わず押せる場所にCTAを複数配置するのが基本です。
CTA設計のポイント
- スマホ閲覧時でもすぐ押せる大きさにする
- 文言は「今すぐ購入」だけでなく「相談する」「詳しく聞いてみる」などハードルを下げた表現も併用
- 電話やLINEなど即時性の高い導線も載せると、行動しやすくなる
小さな工夫ですが、これがあるだけで「後ででいいか」と離脱していた層をしっかり引き止められます。
保証と返品の安心感を徹底して見せる
続いて大事なのが、保証・返品条件を曖昧にしないことです。
例えば「保証付き」とだけ書かれていても、具体的に何がどこまでカバーされるのかが分からなければ、読み手が心配する気持ちを払拭しきれません。
保証を見せるときのポイント
- 保証年数だけでなく保証範囲を簡潔に説明する
- バッテリーの耐久性に不安を抱く人が多いため、使用回数や寿命の目安をFAQに書いておくのも有効
- 「2週間お試し」「返品OK」などの柔軟さがあれば繰り返し伝える
保証の充実は価格競争でなくても選ばれる理由になります。
どんな時に保証が適用されるのかをシンプルにイラストなどで示すのも効果的です。
サポート体制は困ったときに頼れるかで判断される
性能比較では差がつきにくい分、アフターサポートの手厚さは大きな差別化ポイントです。
買ったあとに連絡がつかないのでは?と思われた瞬間に不安が増幅するので、複数の連絡手段を明示するだけでも心理的ハードルは下がります。
サポートの安心感を出すポイント
- 電話やメールだけでなくLINEなど手軽なチャネルを用意する
- 「365日対応」「24時間OK」など対応時間の広さを数字で見せる
- 問い合わせからの返信速度の目安が示せると信頼性が増す
実際にスタッフ対応のレビューがあれば、FAQの下に一緒に載せるのも効果的です。
FAQは単なる「おまけ」ではない
読み手はよくある質問(FAQ)を通じて、自分の不安が解決できるかを確認しています。
だからこそFAQは、単にスペックを繰り返すだけではなく、「使用後に困りそうな場面」「購入を躊躇しそうな疑問」を先回りして取り上げることが大切です。
FAQの深め方
- 「バッテリー寿命は?」「保管場所は?」「修理の流れは?」など実際にユーザーから寄せられそうな声を資料から抜粋
- 使い方のイメージが湧くように、必要なら写真で補足する
- 「保証が切れた後は?」といった長期利用の不安も拾う
ユーザーはFAQの最後まで読み切ったときに、「これなら大丈夫そう」と背中を押されます。
導線・保証・FAQが繋がって初めて「安心して申し込めるLP」になる
大切なのは、CTA・保証内容・FAQがバラバラに存在するのではなく、ストーリーとして連動していることです。
例えば、
- 問題提起で不安を感じたあとに保証を見せる
- 機能説明のあとにすぐ「疑問があればFAQへ」と誘導する
- FAQの最後にもう一度「不安が残る方はいつでも無料で相談」とCTAに繋ぐ
こうした流れを作ることで、「自分に必要だけど不安だから後回し」という層をしっかり拾えます。
まとめ
ポータブル電源は一度買えば何年も使う商品です。
ユーザーにとっては、「ちゃんと保証してくれる?」「何かあったら相談できる?」が最終的に選ばれる大きな決め手になります。
LPでは、保証・サポート・FAQを単なる付属情報ではなく、「安心感を形にする要素」としてページ全体に繰り返し配置しましょう。
無料相談受付中
私たちは、ポータブル電源を扱う企業様向けに、安心訴求により申し込みを獲得できるLPを一緒に設計しています。
保証内容の伝え方、FAQの項目設計、CTAの配置など、何をどこまで載せれば不安を取り除けるか分からないというお悩みにも、担当者が専属で丁寧にサポートします。
LP制作でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
連載『ポータブル電源LPの作り方』の目次
- 第1回:防災対策として選ばれる理由と安心感の伝え方
- 第2回:ユーザー心理に響く問題提起の仕方
- 第3回:ターゲット別に響く活用シーンの設計法
- 第4回:競合に埋もれない差別化ポイントの見せ方
- 第5回:安心して申し込める導線とFAQ設計のポイント
