LPではお問い合わせフォームを利用したほうがいいの?
LP(ランディングページ)を作成する際に、
「お問い合わせフォームを載せたほうがいいの?」
という疑問をいただくことがあります。
この問いに対しての答えは「基本的には載せたほうがいい」です。
なぜなら、LPはユーザーのアクションを促すことを目的としており、その最終的なゴールとして「お問い合わせ」や「申込み」などの行動を設定しているケースが大半だからです。
お問い合わせフォームが果たす役割
LPにお問い合わせフォームを設置することの最大の目的は、ユーザーのアクションをその場で完結させることです。
たとえば、サービスに興味を持ったユーザーが「もう少し話を聞きたいな」「ちょっと質問してみたい」と思ったとき、すぐにアクションできる動線があれば、そのまま問い合わせに進んでもらえる可能性が高まります。
逆に、問い合わせ先が「別ページに飛ぶ」「電話番号だけ」「メールアドレスだけ」だと、その時点で行動のハードルが上がり、離脱する確率が高くなります。
したがって、LPの目的が資料請求や相談予約、無料見積もりなど、何らかのアクションを促すものである場合は、フォームは必須と言えるでしょう。
お問い合わせフォームの設計で気をつけるポイント
フォームをただ載せればいいというわけではありません。
大切なのは「入力しやすさ」と「離脱を防ぐ工夫」です。
以下のような設計ポイントを押さえておくと、成果に結びつきやすくなります。
入力項目は必要最低限に
お問い合わせフォームの入力項目が多いと、途中で面倒になってやめてしまうことがあります。
ユーザーの負担を軽減するために、あとででも聞けることはフォームには入れない判断も重要です。
ラジオボタンやプルダウンの活用
自由入力よりも、選択形式の方が入力の手間が省け、ミスも少なくなります。
具体的には、ラジオボタンやプルダウンを導入することで、入力内容を整理しやすくするだけでなく、運用側でも情報を分類しやすくなるメリットがあります。
例えば、お問い合わせの目的や希望の連絡手段、予算感などはプルダウンにすることでスムーズに収集可能です。
プレースホルダーや補足説明を加える
記入欄に「例:○○市○○町」などのプレースホルダーを入れると、ユーザーがどの程度の情報を書けばよいか迷わずに済みます。
また、入力エラー時のメッセージも分かりやすく表示されるように工夫しましょう。
お問い合わせフォームはユーザー体験の最後の砦
多くのLPでは、ユーザーが情報を読み進め、サービスに興味を持った後に、最後のステップとして「お問い合わせフォーム」にたどり着きます。
つまりフォームの質次第で、せっかくの興味が成果に結びつくかどうかが決まります。
特に注意したいのが、やりにくさ、わかりにくさ、めんどくささの3つです。
これらを解消するだけでも、成果率は大きく変わります。
項目追加のタイミングと注意点
「聞きたいことは全部フォームに入れておこう」という発想があります。
これは注意が必要です。
たしかにフォームで情報をたくさん得られればその後のやり取りは楽になりますが、逆に項目が多くて離脱されてしまっては意味がありません。
理想は「最低限の情報を得て、あとはメールや電話でフォローアップする」という姿勢です。
もちろん、お問い合わせ内容が曖昧すぎて返信に困るケースもあるため、必要な範囲で項目を追加していくのは良い判断です。
その際には、ラジオボタンやプルダウンで補完できないかをまず検討しましょう。
お問い合わせフォームは改善できる
お問い合わせフォームは「作って終わり」ではありません。
実際に運用していく中で、「この情報が足りなかったな」「この欄は分かりにくいな」という気づきが出てきます。
まずはターゲットになりきって、実際に入力してみましょう。
そして、入力エラーの出方や注釈の見やすさ、所要時間などを確認します。
場合によってはABテスト(2種類のフォームを試す)を行ってもいいでしょう。
おわりに
LPにお問い合わせフォームを設置することは、成果を得るうえで非常に重要な要素です。
ただ設置するだけでなく、「入力しやすい」「迷わない」「行動を後押しする」フォーム設計を心がけましょう。
ラジオボタンやプルダウンの活用、項目の厳選、わかりやすいUIなど、ユーザー目線の設計がコンバージョンに大きく影響します。
フォームを通じてユーザーと接点を持つ最初の瞬間が、スムーズで心地よいものであるかどうか。それがLPの成果を左右するカギになります。
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