LPに料金は載せるべき?掲載判断と見せ方の考え方
LP(ランディングページ)を作成する際に、多くの方が悩むのが「料金を載せるべきかどうか?」という問題です。
料金はユーザーにとって非常に重要な情報である一方、見せ方によってはコンバージョン(成約)を逃す要因にもなり得ます。
このコラムでは、料金掲載の判断基準と、掲載する場合の見せ方について、わかりやすく整理してお伝えします。
料金を掲載するメリットとデメリット
まず、料金をLPに載せるべきかどうかを判断するうえで、メリットとデメリットを整理しておくと判断しやすくなります。
メリット
- ユーザーの不安を解消できる
(高そう、いくらかわからないなどの不安) - 問い合わせのハードルが下がる
(価格が合えば行動につながりやすい) - 比較検討されやすくなる
(透明性が高まり、信頼につながる)
デメリット
- ユーザーが価格だけで判断してしまう可能性がある
- 掲載価格が高く見えてしまい、問い合わせ前に離脱されるリスク
- 価格の伝え方によっては、価値が正しく伝わらないこともある
掲載するかどうかの判断基準
料金はユーザーの一番の関心ごとでもあるため、掲載するかどうかは慎重に判断することが求められます。
以下のポイントで、料金を載せるかどうかを検討してみてください。
- 競合との価格差が大きいかどうか
競合よりも安さが強みになる場合は、積極的に掲載した方が武器になります。 - 商品の価値が価格以上に伝わる内容になっているか
サービスや商品の魅力やベネフィットがしっかり伝えられているなら、料金を提示しても価値が伝わりやすくなります。 - 価格を明示することで信頼につながる業種か
整体、塾、飲食など「相場」が存在する業種は明示したほうが安心される傾向があります。 - カスタマイズ性が高く価格が変動するか
BtoBのシステム開発やコンサルティングなどは、一律価格が出せないことが多いため、料金の「目安」や「事例価格」などの工夫が必要です。
掲載する場合の見せ方の工夫
料金を載せると決めた場合でも、ただ価格だけを載せると誤解や不安を与える可能性があります。
以下のような工夫で、魅力的に伝えることができます。
【1】価格表だけでなく、提供価値や内容を先に伝える
単に「◯◯円」と載せるのではなく、「このサービスではこんなことができる」という内容を丁寧に見せた上で価格を表示することで、価格の理由や納得感が伝わります。
【2】料金プランの選択肢を作る
複数のプランを用意して、「選べる感」を出すことで、ユーザーの心理的負担が軽くなります。
【3】「今なら」「◯名限定」などの訴求とセットにする
キャンペーンや限定性を持たせることで、料金の見せ方にストーリーが生まれます。
【4】料金の一例として参考価格にとどめる
カスタマイズが前提のサービスであれば、「一例としてご紹介します」と伝え、詳しい価格は問い合わせを促すのが自然です。
料金をあえて掲載しない戦略もあり
料金をあえて載せないことで、興味がある人だけが問い合わせてくれるというメリットもあります。
これは特に以下のような場合に有効です。
- 高額商品や高付加価値サービスで、詳細な説明が必要な場合
- 競合と比較されたくない場合
- 単価の安さではなく、信頼や実績を前面に出したい場合
ただし、この場合も「料金の目安が知りたい方はご相談ください」など、ユーザーの不安を少しでも減らす配慮があると親切です。
結論:大事なのは「掲載するか」よりも「どう見せるか」
料金を掲載するかどうかに正解はありません。
大事なのは、
- 自社サービスの特性に合っているか
- ユーザーの不安を減らせているか
- 価格の背景にある価値を伝えられているか
この3つの視点を軸に考えることです。
LPの目的は、ユーザーの行動を促すこと。
そのためには、料金というデリケートな情報を、いかに納得感を持って受け取ってもらうかが鍵になります。
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