LPで検索キーワードを意識すべきか?

ランディングページ(LP)において、検索キーワードを意識すべきかどうかは、多くの人が疑問に思うポイントです。

結論から言えば、SEO目的としてのキーワード選定は限定的ですが、リスティング広告やニーズ把握のためには、キーワードのリサーチが非常に有効です。

目次

LPはSEOに強くない

そもそもLPは、検索エンジン対策(SEO)には向いていません。

なぜなら、

  • コンテンツ量が少ない
  • 回遊性が低い(1ページ完結)
  • 被リンクが集まりにくい

といった構造的な制限があるからです。

SEOで上位を目指すのであれば、ホームページを母体にコンテンツを増やし、構造化を進める必要があります。

それでもキーワードリサーチは重要

では、LPにおいてキーワードは一切不要かというと、そうではありません。

キーワードは、ユーザーのニーズを言語化したものです。

  • どんな言葉で検索しているか?
  • その言葉にはどんなニーズや意図があるのか?

これらを把握することで、

  • LPの構成を決めるヒントになる
  • 訴求ポイントの優先順位が見える

という効果があります。

また、リスティング広告を出稿する際にも、顕在ニーズを表すキーワードを拾っておくことでLPとの整合性を高め、広告効果を最大化することが可能になります。

LPで狙えるキーワードと狙えないキーワード

LPで狙えるキーワードと狙えないキーワードを理解することも重要です。

狙えないキーワードには以下の2種類があります:

  1. GOキーワード
    • 既に目的の企業やサービス名を知っていて検索しているキーワード
    • 例:「○○会社 公式サイト」「△△ カスタマーサポート」
  2. KNOWキーワード
    • 単なる知識欲や情報収集が目的のキーワード
    • 例:「SEOとは」「コピーライティングのコツ」

この2つは、購入意欲(=コンバージョン)に繋がりにくいため、LPで成果を上げるのは難しいと言えます。

リスティング広告との相性

LPは、特にリスティング広告(ネット検索連動型広告)との相性が非常に良いとされています。

というのも、LPはもともと「刈り取り=コンバージョン」に特化した構成になっており、

  • 顕在層のユーザー
  • 今すぐ買いたい・申込したいユーザー

を効率よく獲得するための設計になっているからです。

したがって、広告出稿時に拾うキーワードも、

  • すぐ申込したい
  • 比較検討中で最後の一押しがほしい

といった意図のあるものを優先的に選び、LPのコピーや構成に反映させるべきです。

ビッグ・ミドル・スモールキーワード

検索キーワードには大きく3つの規模があります。

  • ビッグキーワード
    例:「英会話」→ 検索数多いが競合激戦
  • ミドルキーワード
    例:「英会話 オンライン」→ 競争中程度
  • スモールキーワード(ロングテール)
    例:「英会話 オンライン マンツーマン 初心者」→ 競争が緩やか

LP単体で戦うなら、スモール〜ミドルを狙うのが基本戦略です。

また、穴場キーワード(需要はあるのに競合が少ないキーワード)を見つけられれば、広告費を抑えて高成果を狙うことも可能です。

まとめ

LPはSEO単体では成果を出しにくいものの、

  • ユーザーニーズの分析
  • リスティング広告戦略の設計

において、キーワードリサーチは欠かせない要素です。

狙うべきキーワードは「今すぐ客」に近い顕在層の検索ワードであり、そうしたキーワードを中心にLPを構成すれば、成果を上げやすくなります。

LP制作に迷ったら

キーワード選定や構成の考え方をふまえて、御社に合ったLPの提案をいたします。

強みの言語化、訴求ポイントの整理など、マーケティング視点でのLP設計にご興味があれば、まずはお気軽にご相談ください。

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