解体サービスLPの作り方④ | 離脱を防ぎ成約率(CVR)を高める!成果が出るLP構成&デザインの極意
ランディングページ(LP)を訪問したユーザーは、ページの冒頭から末尾までをじっくり読み込むわけではありません。
ファーストビューをパッと見た瞬間に「自分に必要な情報があるか」を判断し、少しでも違和感やストレスを感じるとすぐにページを閉じてしまいます。
連載の第4回となる今回は、ユーザーの離脱を防ぎ、問い合わせや見積もり依頼といった成約率(CVR)を最大化させるためのLP構成とデザインの極意について解説していきます。
離脱を防ぐLP制作の基本原則
ユーザーインタビューや行動分析の結果から、LP制作において意識すべき基本原則は「さくさく読めてストレスを与えないこと」に集約されます。
どれだけ優れたサービスや魅力的な価格を提示していても、情報の伝え方に問題があるとユーザーは簡単に離脱してしまいます。
| 離脱を引き起こすNGポイント | 成果を上げる改善アプローチ |
| 情報が過多でゴチャゴチャしている | 要点を絞り、メリハリのあるレイアウトにする |
| パッと見て何をする会社か分からない | メインビジュアルでサービス内容を明確に伝える |
| 同じような内容が何度も繰り返される | 重複を避け、ユーザーが知りたい順に並べる |
| 問い合わせフォームの入力項目が多い | 選択肢形式などを取り入れ、入力負担を減らす |
ユーザーが求める情報をスムーズに届け、迷わせずにアクションへ導く導線設計が極めて重要です。
ファーストビュー(メインビジュアル)の極意
ページの最上部であるファーストビューは、LP全体の成果を大きく左右する最重要パーツです。
スクロールせずに目に入るこのエリアで、ユーザーの心を掴む必要があります。
一目でサービス内容が伝わるコピーとビジュアル
ファーストビューを開いた瞬間「解体業者を紹介してくれるサービスなのか」「直接施工を行う会社なのか」といった事業の全体像が一目で理解できるデザインが求められます。
- ヘッダー文言の明確化:
- 何を提供しているページなのかを大きな文字でストレートに表現する
- 写真選定の重要性:
- 暗く重い印象を避け、明るく清潔感のある写真や現場の笑顔の写真を使用して親しみやすさを醸し出す
- 強みの絞り込み:
- 無料一括見積もりや地域最安値への挑戦など、自社の最大のアピールポイントを誇張なく提示する
過剰なNo.1表記などは、ユーザーに見透かされ、かえって警戒感を強めてしまう傾向があるため、客観的で納得感のある表現に留めることが大切です。
説得力を高めるボディエリアの構成案
ファーストビューで関心を持ったユーザーに対し、ボディエリアでは不安を解消しながら信頼感を醸成していきます。
読み進めやすさを考慮した理想的な構成順序は以下の通りです。
1. 悩みの共感と課題の提示
「見積もりが高すぎて困っている」「信頼できる業者が見つからない」といった、ターゲットが置かれている状況を提示し、共感を呼び起こします。
自分のためのページであると認識させることが目的です。
2. 解決策と自社サービスの強み
ユーザーの悩みをどのように解決できるのか、自社ならではの強みや特徴を提示します。
- 競争入札や自社施工によるコスト削減の仕組み
- 厳しい基準をクリアした優良業者のみの紹介体制
- しつこい営業電話の排除やキャンセル代行システム
ここでは同じ説明を何度も繰り返さず、要点を整理して簡潔に伝えることがポイントです。
3. 費用感と施工実績・お客様の声
数字や事例を用いて論理的な裏付けを行います。
- 建物種別ごとの費用目安や過去の削減実例
- 実際に利用した顧客からのリアルな評価や体験談
お客様の声は量を多く掲載しすぎると読まれなくなるため、サポートの良さや近隣トラブルが無かったことなど、質の良い内容を厳選して配置します。
4. 万全のサポート体制と保証制度
契約後や施工中のリスクに対する備えを示すことで、最後の背中を押します。
- ライフライン停止や不用品処分、行政手続きの一括サポート
- 損害賠償保険や完工保証、着手金保証などの安全対策
図解やレダーチャートなどを適度に取り入れることで、難解な保証内容も直感的に理解できるよう配慮します。
コンテンツ・デザイン制作のポイント
信頼感を高めるビジュアル要素の活用
テキスト情報だけでは伝わりにくい安心感を、視覚的に補強することが効果的です。
- スタッフ・作業員の顔写真掲載:
- 実際に現場を担当する熟練作業員や相談に乗るスタッフの顔写真を掲載することで、業者に対する不気味さや恐怖感を軽減させます
- 客観的評価の可視化:
- Googleの口コミ評価や、過去の契約実績数、メディア掲載実績などを分かりやすく配置し、社会的な信用を提示します
- 公的機関との関係性:
- 自治体との連携協定や国のモデル事業への採択実績などがある場合は、ロゴやテキストで明確に示すことで強力な安心材料となります
読者のストレスを減らすレイアウトのレイヤー構成
長すぎるLPは途中で離脱を招くため、メリハリのあるデザイン設計が必要です。
- 情報を詰め込みすぎない余白:
- テキストをびっしりと敷き詰めるのではなく、箇条書きやカード型デザインを用いて視覚的に整理します
- 重要なメッセージの強調:
- 顧客が最も知りたい費用や保証、サポート内容については文字サイズを大きくし、色使いに変化をつけて直感的に理解できるようにします
- 他社比較表の簡略化:
- 他社との比較表を作成する際は、複雑な評価軸を避け、パッと見て違いが理解できるシンプルな構造を心がけます
成約率(CVR)が高まるフォームと導線設計
どれだけ魅力的なコンテンツを並べても、最終的なお問い合わせ導線が使いにくければ成果にはつながりません。
問い合わせボタン(CTA)の最適化
画面をスクロールしても埋もれないよう、要所に問い合わせボタンを配置します。
電話番号を掲載する場合でも、フリーダイヤルだからといって全員が電話をかけてくるわけではありません。
電話をかける心理的ハードルが高いユーザーのために、Webフォームへの導線を分かりやすく設けることが必須です。
心理的ハードルを下げる入力フォームの工夫
フォームの項目数が多すぎたり、自由記述欄ばかりだったりすると、ユーザーは面倒になって途中で離脱してしまいます。
- 選択肢形式の導入:
- 建物の種別や概算坪数、現在の状況などを選択肢からクリックするだけで選べるようにする
- 不安点・要望の入力アシスト:
- 費用を知りたい、近隣対応が心配など、知りたいことや不安に思っていることをチェックボックス形式で選べるようにしておく
- 入力の手間を省くUI設計:
- メール対応のやり取りが面倒と感じるユーザー向けに、オンラインで顔を見ながら短時間で相談できる選択肢を用意しておくのも有効です
ユーザーが「ここなら自分の知りたいことに答えてくれそうだ」と感じられる工夫をフォームにも施すことで、送信完了率を大きく高めることができます。
まとめ
離脱を防ぎ、成約率を高めるためのLP構成とデザインの極意について解説しました。
- 第一印象の追求: ファーストビューで何をするサービスかを一目で伝え、明るいビジュアルで警戒感を解く
- ストレスのない構成: 情報を盛り込みすぎず、ユーザーが知りたい順序でさくさく読めるレイアウトにする
- フォームの工夫: 選択肢形式を取り入れるなど入力の手間を減らし、問い合わせまでのハードルを極限まで下げる
見た目の美しさだけでなく、ユーザーの心理導線に寄り添った設計を行うことが成果の出るLPづくりの基本です。
最終回となる次回は、完成したLPをどのように活用して集客を行うか、顕在層から潜在層までアプローチするターゲット別Web集客戦略について解説します。
次の記事 > 解体サービスLPの作り方⑤ | 顕在層から潜在層まで!ターゲット別のWeb集客&LP活用戦略
連載『解体サービスLPの作り方』の目次
- 第1回:勝てるLPは現状整理から!3C分析で整理すべき必須ポイント
- 第2回:競合分析から紐解く!ユーザーが重視する5大競争要因と差別化
- 第3回:ユーザーの本音を掴む!顧客の不安を解消する刺さるコンテンツ設計
- 第4回:離脱を防ぎ成約率(CVR)を高める!成果が出るLP構成&デザインの極意
- 第5回:顕在層から潜在層まで!ターゲット別のWeb集客&LP活用戦略