オンラインサロンLPの作り方③ | 参加意欲を高める構成案とストーリー設計のコツ
競合・代替サービスとの分析によって自サロン独自の強みが明確になったら、次に取り組むべきは、その強みをどのような順番とストーリーでターゲットに届けるかという構成案(シナリオ)の設計です。
ランディングページ(LP)に訪れたユーザーは、上から下へと読み進めながら、入会するかどうかを無意識に判断しています。
どれだけ魅力的なコンテンツやお得な情報を用意していても、伝える順番を間違えてしまうと、途中で離脱されたり、入会への熱量が上がらないままページを閉じられたりしてしまいます。
本記事では、ユーザーの心理変化に寄り添い、読み進めるごとに参加意欲が高まるLPの構成案とストーリー設計のコツについて詳しく解説します。
成果を出すLPに共通するストーリーの流れ
ユーザーが入会を決意するまでには、いくつかの心理的な段階が存在します。
いきなりサービスの機能や料金を説明するのではなく、ユーザーの悩みに共感し、その解決策としてサロンを提案し、具体的なメリットや実績を示して不安を解消していくというストーリー展開が不可欠です。
オンラインサロンのLP制作において、成果を出しやすい王道のストーリー設計は以下の8つの要素で組み立てられます。
- メインビジュアル(ファーストビュー)
- サロン運営メンバー・講師の紹介
- お悩み・共感コンテンツ
- サロンの具体的な特徴やメリット(主な機能)
- テーマに関する背景や市場・時代の変化
- サロンで実現できる未来・変化
- 料金・プランの提示
- 理念や想いのメッセージ・参加者の声(クロージング)
それぞれの要素がどのような役割を果たしているのか、順番に詳しく見ていきましょう。
構成案を構成する各ステップの役割とポイント
1. メインビジュアル
ページを開いた瞬間に目に入るエリアです。
ここでは、サロンに入るだけでどのような魅力的な状態や生活が実現するのかをシンプルかつ力強く訴求します。
スマホひとつで参加できる点や、オンラインでの実践・交流ができるサブスク型サロンであるといった主要な価値を一目で伝えます。
2. サロン運営メンバー・講師の紹介
オンラインサロンにおいて、誰が運営しているのかという点は信頼感に直結します。
人気や影響力のあるオーナーやコンサルタントを顔写真やプロフィールとともに紹介し、この人が教える・集うサロンなら安心だという信頼感を最初に醸成します。
3. お悩み・共感コンテンツ
ターゲットが日常で感じている課題や欲求を網羅的に掲載します。
一人で取り組んでも継続できない、やり方が分からなくて遠回りしている、気軽に相談できる仲間が欲しいといった具体的な悩みを提示することで、これは自分のためのページだと感じさせ、当事者意識を高めます。
4. サロンの具体的な特徴やメリット
お悩みを提示した直後に、それを解決する手段として自サロンの強みや特徴を打ち出します。
LINEで日常的に役立つ情報が届くこと、定期的な講座や座談会に自由に参加できること、Zoomで集まって一緒に実践する機会があること、サロンメンバーと交流できることなど、入会する具体的なメリットをわかりやすく整理して伝えます。
5. テーマに関する背景や市場・時代の変化
まだ入会を躊躇している慎重なユーザーに向けて、なぜ今そのテーマに取り組む必要があるのかという背景やトレンドを解説します。
今話題になっている価値観やライフスタイルに触れることで、学びや実践の必要性を再認識させ、興味関心をさらに惹きつけます。
6. サロンで実現できる未来・変化
ここまでの流れを踏まえて、サロンに参加することで得られる理想の未来や変化した自分の姿を改めて強調します。
具体的な達成イメージを提示することで、迷っているユーザーの背中を優しく押し、申し込みへのモチベーションを高めます。
7. 料金・プランの提示
手頃な月額制サブスク型であることを明瞭に掲載します。
費用対効果の高さを感じてもらえるよう、利用可能なコンテンツの豊富さと合わせて提示することがポイントです。
8. 理念や想いのメッセージ・参加者の声
最後のクロージングとして、サロン運営にかける想いや価値観、実際のサロンメンバーからのリアルなメッセージを掲載します。
なぜこのコミュニティを運営しているのか、どのような世界を目指しているのかという想いに共感してもらうことで、最後の一歩となる入会ボタンへと自然に誘導します。
ユーザーの離脱を防ぎ、読み進めさせるための工夫
素晴らしい構成案を作成しても、文章が長すぎて読みづらかったり、単調なデザインが続いたりすると、途中で離脱されてしまいます。
きりのよい内容ごとに段落を区切り、見出しや小見出しを効果的に使って情報を整理することが重要です。
また、必要に応じて箇条書きや表組みを活用し、流し読みをするユーザーでも全体像やメリットが直感的に伝わるよう配慮しましょう。
特にスマートフォンでの閲覧が増えている現在、スクロールしながらスムーズに頭へ入ってくる視認性とリズム感を意識したライティングと構成設計が、高いコンバージョン率を達成するための鍵となります。
まとめ
オンラインサロンのLP制作では、ターゲットの感情の変化に合わせた構成案とストーリー設計が成功の成否を分かちます。
- ファーストビューからクロージングまで、一貫したストーリーの流れを作る
- 共感から始まり、特徴、実現できる未来、理念へと段階的に熱量を高める
- 信頼感を生む運営者紹介や、背中を押すメンバーからの声を配置する
- 見出しや表組みを使い、読み手がさくさく読めるレイアウトを心がける
説得力のあるストーリーラインを組み立て、ターゲットにサロンの価値をしっかりと届けていきましょう。
次回は、この構成案をさらに魅力的に仕上げるための、信頼と共感を生むコンテンツ配置とファーストビューの作り方について詳しく解説します。
次の記事 > オンラインサロンLPの作り方③ | 参加意欲を高める構成案とストーリー設計のコツ
連載『オンラインサロンLPの作り方』の目次
- 第1回:成果を出すターゲット設定とペルソナ分析の基本
- 第2回:競合・代替サービス分析から自サロンの強みを見つける方法
- 第3回:参加意欲を高める構成案とストーリー設計のコツ
- 第4回:信頼と共感を生むコンテンツ配置とファーストビューの作り方
- 第5回:サブスク型モデルに適したオファー設計とCVRを高める導線づくり