オンラインサロンLPの作り方① | 成果を出すターゲット設定とペルソナ分析の基本
オンラインで知識やノウハウを提供し、メンバー同士が交流するコミュニティ型のオンラインサロンは、近年非常に人気を集めています。
しかし、いざサロンを開設してランディングページ(LP)を作成しても、思ったように会員が集まらないという悩みを抱える運営者は少なくありません。
どれほど魅力的なコンテンツやサポート体制を整えていても、そのサービスを本当に必要としている人に情報が届いていなければ、入会には結びつかないからです。
ランディングページのような1枚もののWebページで新規のリードを獲得するためには、まずターゲットを明確に設定することが欠かせません。
本記事では、オンラインサロンのLP制作における最初の重要ステップである、成果を出すターゲット設定とペルソナ分析の基本について詳しく解説します。
なぜオンラインサロンのLP制作でターゲット設定が重要なのか
ランディングページ制作において、最もやってはいけないのが、誰にでも当てはまるような抽象的な訴求をしてしまうこと。
サービスを必要としていない人に対していくらサービスの魅力を訴求しても、関心を持ってもらうことはできません。
特にオンラインサロンの場合、単発の商品購入とは異なり、月額制のコミュニティに参加し続けるという心理的ハードルが存在します。
そのため、事前ヒアリングやリサーチをもとに、どのような悩みや欲求を持った人が自サロンを必要としているのかを細かく明らかにする必要があります。
ターゲットが明確になれば、LP内で伝えるべきメッセージやデザインの方向性、掲載すべきコンテンツが自然と定まっていきます。
ターゲットセグメントの考え方と3つのグループ分類
ターゲット設定を行う際は、一層深いペルソナ分析として、対象となるユーザーの知識量や実践レベル、興味の度合いに応じてセグメントを分類することが効果的です。
例えば、特定のテーマに関するコミュニティ型サロンを企画する場合、ユーザーの熟練度やモチベーションに応じて大きく3つのグループに分けることができます。
模範層(上級レベル)
すでにそのテーマについての基礎知識があり、日常的に行動や思考を実践している層です。
憧れているモデルやインフルエンサーが存在し、その人の考え方やライフスタイルをモデリングしています。
思考の整理や身軽な働き方、持ち物や環境のアップデートなど、より高度なレベルを目指して極めたいという強い欲求を持っています。
自己流層(中級レベル)
テーマに関する知識やノウハウを自分なりに取り入れ、日常生活や仕事で実践している層です。
現状からさらにステップアップしたい、自分では思いつかない専門的なノウハウや解決策を取り入れたいと考えています。
しかし、自己流ゆえの限界や壁を感じており、正しい知識や新しい視点を求めています。
興味層(初級・ライトレベル)
テーマや概念自体には強い興味があり、日頃からSNSやWebで情報収集を行っているものの、実際の行動には移せていない層です。
いつかは始めたいと思いつつも先延ばしにしており、一歩を踏み出すきっかけや、始めるためのモチベーションを求めています。
また、誰かに相談できる環境やきっかけを探している段階です。
LPで狙うべきメインターゲットの絞り込み
3つのターゲットセグメントを定義した後は、今回のLPで最も獲得したいメインターゲットはどこなのかを決定します。
すべての層に向けたLPを作ろうとすると、メッセージが分散してしまい、結果的にどの層の心にも刺さらないページになってしまいます。
例えば、自己流で取り組んでいるものの限界を感じている自己流層や、興味はあるけれど一歩を踏み出せない興味層にターゲットを絞るとします。
この場合、LPでは専門的な技術論ばかりを並べるのではなく、参加することで解決できるお悩みや、仲間と一緒に継続できる環境があることを前面に押し出す戦略が有効になります。
自サロンが提供できる価値と、ユーザーが抱える課題が最も合致するポイントを見極めることが、CVR(コンバージョン率)を高める鍵となります。
流入経路を意識したデザインとコンセプト設計
ターゲット設定は、LPの言葉遣いや構成だけでなく、ビジュアルデザインの方向性にも直結します。
ターゲットユーザーが普段どのようなメディアを利用しているかを考慮することが重要です。
YouTubeやInstagramなどのSNSからLPへ流入してくる導線がメインとなる場合、それらのSNSで発信している世界観や、テーマに沿ったデザインテイストをLPにも反映させる必要があります。
ごちゃごちゃしたデザインではなく、すっきりとした清潔感のあるデザインを採用したり、ブランドのメインカラーやロゴの色合いと統一感を持たせたりすることで、ユーザーは違和感なくLPへと読み進めることができます。
ターゲットが心地よいと感じる空間をWeb上で表現することが、信頼感の醸成につながります。
まとめ
オンラインサロンのLP制作において、ターゲット設定とペルソナ分析はすべての土台となる最も重要なプロセスです。
- サービスを必要としている人を明らかにし、ターゲット属性を定義する
- 実践レベルや興味関心に応じてユーザーを複数のセグメントに分類する
- 自サロンの強みが最も活きるメインターゲットに訴求を絞り込む
- 流入元となるSNS等のテイストに合わせたビジュアルデザインを設計する
これらを丁寧に行うことで、LPを訪れたユーザーに対して、これは自分のためのサービスだと感じてもらえるようになります。
次回は、設定したターゲットに対して自サロンの魅力を最大限に伝えるための、競合・代替サービス分析から自サロンの強みを見つける方法について解説します。
次の記事 > オンラインサロンLPの作り方② | 競合・代替サービス分析から自サロンの強みを見つける方法
連載『オンラインサロンLPの作り方』の目次
- 第1回:成果を出すターゲット設定とペルソナ分析の基本
- 第2回:競合・代替サービス分析から自サロンの強みを見つける方法
- 第3回:参加意欲を高める構成案とストーリー設計のコツ
- 第4回:信頼と共感を生むコンテンツ配置とファーストビューの作り方
- 第5回:サブスク型モデルに適したオファー設計とCVRを高める導線づくり