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薬用デオドラントLPの作り方① | 3C分析と顧客の深い悩みから導くターゲット設定

薬用デオドラントや制汗剤の市場は、夏の暑い季節だけでなく、年間を通じたニオイ・汗対策の需要が高まり、数多くの競合商品がひしめく激戦区となっています。

このような競争が激しい市場の中で、成果(コンバージョン)につながるLPを制作するためには、いきなりデザインの作成やキャッチコピーの執筆に入ってはいけません。

まず行うべきは、市場・競合・自社の状況を客観的に把握する3C分析と、ターゲット顧客が抱える深い悩みの整理です。

連載の第1回目となる本記事では、企画書・マーケティング資料の分析データに基づき、薬用デオドラントのランディングページ(LP)の土台となるターゲット設定と分析の進め方を詳しく解説します。

目次

1. なぜ薬用デオドラントLPの制作に、3C分析が必要なのか?

LPの成果を決定づけるのは、「誰に、何を、どのように伝えるか」という設計の精度です。

この設計が曖昧なままページを作ってしまうと、どれほど綺麗なデザインであってもターゲットの心に刺さらず、離脱を招く原因となります。

そこで有効なのが、マーケティングの基本フレームワークである3C分析です。

  • Customer(市場・顧客):ターゲット層はどのような悩みを抱え、何を求めているのか?
  • Competitor(競合):他社商品はどのようなポジショニングやオファーで訴求しているのか?
  • Company(自社):自社商品だけが提供できる強みや独自の価値は何か?

この3つの視点を整理し、掛け合わせることで、競合と正面衝突することなく自社の強みを最大限に発揮できるポジショニングが見えてきます。

2. 競合分析(Competitor):市場における自社の立ち位置を把握する

デオドラント・制汗剤市場には、薬局やドラッグストアで手軽に買える市販品から、高い効果や肌への優しさを前面に打ち出した通販専売品まで、多種多様な商品が存在します。

競合分析を行う際は、主に以下の要素を軸に他社商品の訴求方法や戦略を整理していきます。

① 競合他社の訴求軸とメッセージ

  • 即効性と持続性:塗った瞬間にケアできるか、朝塗って夜まで効果が続くか
  • 肌への配慮:敏感肌でも使えるか、肌への刺激を抑えた処方か
  • ケアの範囲:ワキ専用か、全身やデリケートゾーンにも使えるトータルケアか

② 価格帯とオファー設計

  • 初回購入のハードル:初回限定の大幅割引や特別価格の設定
  • 継続のしやすさ:定期購入の縛り条件(回数約束の有無)
  • 購入後の安心感:返金保証制度の有無や保証期間

競合他社が、どのような価格帯で、どのような保証をつけ、どの悩みに絞って訴求しているのかを一覧化して比較することで、自社商品が狙うべきポジショニングや、LPで強調すべき差別化ポイントが明確になります。

3. 顧客分析(Customer):男女で異なる深い悩みを具体化する

薬用デオドラント製品を探しているユーザーは、単に汗を止めたい、ニオイを抑えたいという表面的なニーズだけでなく、日常のさまざまな場面で深刻なストレスや不安を感じています。

LPのファーストビューや導入部分で強い共感を生むためには、ターゲットの属性(性別やライフスタイル)ごとに異なる具体的な悩みを深掘りして整理することが重要です。

【女性ターゲット】の主な悩みと心理傾向

女性ユーザーの場合、身だしなみやファッション、周囲からの視線に対する不安が深く関わっています。

  • 服の汗染み・黄ばみ
    • お気に入りの服や白い服に汗染みができるのが怖く、着たい服を諦めて暗い色の服ばかり選んでしまう。
  • 人との距離感や人目への不安
    • 電車内やオフィス、人と近づいて話す場面で「自分が匂っているのではないか」と常に不安を感じる。
  • 肌への負担や使用感
    • ムダ毛処理後のデリケートな肌にも使いたい、塗った後にベタつかずサラッとした使い心地を求めている。

【男性ターゲット】の主な悩みと心理傾向

男性ユーザーの場合、ビジネスシーンでの清潔感や、根深いニオイに対する確かな効果・持続力が重視される傾向があります。

  • ビジネスシーンでの清潔感
    • ワイシャツやスーツの脇汗染みが気になり、商談や会議に集中できない。周囲に不快感を与えていないか心配になる。
  • 根本的なニオイ対策と持続力
    • 汗の量だけでなく、ワキガや強い体臭に対する確かな効果を求めており、一度塗ったら長時間効果を維持したい。
  • 手軽さと使いやすさ
    • 朝の忙しい時間でもサッと塗れる手軽さや、ベタつかずすぐに服を着られる使い勝手の良さを重視する。

このように、ターゲットがどんな場面で、どんな感情(不安・焦り・諦め)を抱いているのかを具体的に言語化しておくことで、LP内で「まさに私のための商品だ」と感じさせるキャッチコピーや画像表現を作成できるようになります。

4. 自社分析(Company):顧客の悩みに応える自社の強みの再定義

市場と顧客の分析を踏まえた上で、最後に行うのが自社商品の強みの再定義です。

ターゲット顧客の悩みを解決できる要素として、自社商品のどの特徴をアピールすべきかを明確にします。

  • 医薬部外品(薬用)としての確かなアプローチ
    • 厚生労働省認可の「有効成分」による制汗・殺菌効果の提示
  • 安心感と優しさを伝える品質管理
    • 無添加処方や国内工場での製造といった品質・安全性へのこだわり
  • マルチに使えるトータルケア性
    • ワキだけでなく全身やデリケートな部位にも使用できる利便性

競合他社がカバーしきれていない顧客のお悩みに対して、自社商品の機能や特徴がどのように解決策となるのかを論理的に結びつけていきます。

まとめ:分析の精度が選ばれるLPの土台になる

薬用デオドラントLPの制作において、デザインや文章のテクニック以上に重要なのが、制作前に行う3C分析とターゲットの深いお悩みの整理です。

  • 競合分析を通じて、市場内での自社の立ち位置を把握する
  • 男女別の生活シーンに潜む具体的なお悩みを抽出・言語化する
  • 顧客の悩みを解決できる「自社ならではの強み」を軸として明確にする

この土台がしっかりと固まっているからこそ、ユーザーの感情を動かし、購買行動へと導くLPを組み立てることができます。

次回は、今回整理した分析結果をベースに、自社の強みを活かすポジショニングとメインメッセージの打ち出し方について詳しく解説します。

連載『薬用デオドラントLPの作り方』の目次

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