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薬用デオドラントLPの作り方② | 自社の強みを活かすポジショニングとメインメッセージの打ち出し方

競合製品が数多く存在する薬用デオドラント・制汗剤市場において、ターゲット顧客に自社商品を選んでもらうためには、他社製品と何が違うのか、なぜこの商品でなければならないのかを明確に伝える必要があります。

第1回で整理した3C分析や顧客の深い悩みを踏まえ、第2回では自社商品の強みを明確にするポジショニングの明確化と、ランディングページ(LP)のファーストビューなどで一目で伝わるメインメッセージの設計について詳しく解説します。

目次

1. 競合と差別化するポジショニングの描き方

ポジショニングとは、市場の中で自社商品がどの立ち位置(ポジションで独自の価値を提供するのかを明確にする作業です。

競合と同じ土俵で正面から戦うのではなく、自社ならではの強みが最も活きる軸を設定することが重要になります。

薬用デオドラント市場においては、マーケティング資料の分析に基づき、主に以下のような軸を掛け合わせて立ち位置を整理していきます。

ポジショニングを設定する際の主な切り口

  • 効果・機能の高さ/使用感・肌への優しさ
    • 制汗や殺菌といった医薬部外品としての高い効果を担保しながら、肌への刺激を抑えた無添加処方や優しい使い心地を両立させるポジション。
  • 特定部位専用/全身使えるトータルケア
    • ワキなどの特定の部位だけに特化した商品に対し、1本で全身やデリケートな部位まで幅広くケアできる汎用性を強みとするポジション。
  • 即効性・一時的なケア/持続性・朝塗って夜までの長時間ケア
    • こまめな塗り直しが必要なスプレータイプや一時的な芳香商品に対し、密着力や持続力を強みとしてアピールするポジション。

自社商品がどの組み合わせで最大の強みを発揮できるかを分析し、市販の制汗剤では満足できなかった人や、効果の高さと肌への優しさをどちらも諦めたくない人といったターゲット層に、ぴったりハマる独自の立ち位置を決定します。

2. 軸をブレさせないメインメッセージの3大要素

ポジショニングが決定したら、次に行うのがLP全体を貫くメインメッセージの設計です。

メインメッセージとは、ページを訪れたユーザーに対して、この商品は自分のためのものだと一瞬で理解させる、商品の核心となる主張です。

薬用デオドラントLPでユーザーの購買意欲を高めるメインメッセージには、以下の3つの要素をバランスよく組み込むことが不可欠です。

①医薬部外品(薬用)としての確かな根拠

単なる化粧品や香水とは異なり、厚生労働省から認められた有効成分が配合されている薬用(医薬部外品)であるという事実は、深い悩みを抱えるユーザーに対して強い安心感と効果感を与えます。

薬用だからこそのアプローチをメッセージの核に据えます。

②汗とニオイの両方に働きかけるWの効果感

ユーザーの悩みの本質は、汗の量とニオイの発生の双方にあります。

汗を抑える(制汗)、ニオイの原因菌を抑える(殺菌)という2つのアプローチを明確に示すことで、どちらの悩みにもしっかり効くという確信を与えます。

③これ1本でOKというトータルケアの利便性

ワキだけでなく、汗やニオイが気になる部位にマルチに使用できるトータルケア商品としての強みを打ち出します。

部位ごとに複数のケア商品を買う必要がない利便性やコスパの良さは、ターゲットにとって魅力的なメッセージとなります。

3. メインメッセージを具現化するキャッチコピーの設計手法

設計したメインメッセージを、ファーストビュー(FV)などのキャッチコピーへ落とし込む際は、ターゲットの心理変化に合わせた言葉選びが求められます。

資料の構成案に基づき、キャッチコピーを作成する際の具体的なポイントを整理します。

キャッチコピー作成の3つのポイント

  • 悩みの共感から解決後の未来(ベネフィット)への接続
    • 単に「汗を抑えます」と書くのではなく、「服の汗染みやニオイを気にせず、毎日を快適に過ごせる」といった、悩みが解消された先のポジティブな未来を提示します。
  • 事実と根拠(理由)を伝えるキーワードの配置
    • 薬用、有効成分配合、無添加、国内製造といった、商品の信頼性を担保する客観的な事実やキーワードを効果的にキャッチコピー周辺に配置します。
  • 使用シーンや日常の安心感を連想させる表現
    • 朝サッと塗るだけ、人との距離が気にならないなど、実際の生活の中でどのように役立つのかを具体的に想起させる表現を取り入れます。

まとめ:明確な軸とメッセージがLPの成約率を高める

自社の強みを活かしたポジショニングと、ブレないメインメッセージが定まることで、LP内のデザインや文章展開にも一貫性が生まれます。

  • ポジショニング軸を設定し、競合商品との違いを明確にする
  • 「薬用」「汗・ニオイ対策」「トータルケア」の3要素をメインメッセージに凝縮する
  • ターゲットが悩みの解消された未来をイメージできるキャッチコピーに落とし込む

今回決定したポジショニングとメインメッセージが、ユーザーをスムーズに購入へと導くための強力な軸となります。

次は、今回設計したメッセージを軸に、離脱を防ぎ購入へと導くファーストビューからコンテンツへの構成設計について詳しく解説します。

連載『薬用デオドラントLPの作り方』の目次

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