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資格試験予備校・講座LPの作り方① | 3C分析から紐解く市場環境と競合の強み

資格試験の対策スクールやオンライン講座を展開する際、成果の出るランディングページ(LP)を制作するためには、事前の市場分析と合分析が不可欠です。

市場にどのような競合が存在し、それぞれがどのような強みや特徴を打ち出しているのかを正確に把握しなければ、自社の強みを適切に届けることはできません。

本コラムでは、全5回にわたって資格試験予備校・講座におけるLP制作の戦略設計から構成までを詳しく解説していきます。

第1回となる今回は、3C分析の視点を用いて、資格対策市場の現状と競合スクールが打ち出している主な訴求軸について深く紐解いていきます。

目次

資格試験対策市場における3C分析の重要性

LPを制作する際、いきなりデザインやキャッチコピーの作成に入るのは避けるべきです。

Web制作の現場では、まず現状整理と3C分析から戦略策定を開始します。

3C分析とは、以下の3つの要素を整理・分析するフレームワークです。

  • Customer(顧客・市場ニーズ)
  • Competitor(競合の状況)
  • Company(自社の強み・特徴)

資格試験の受講を検討しているユーザー(Customer)は、独学での学習に限界を感じていたり、限られた時間で効率的に合格を目指したいと考えていたりします。

一方で、競合となる予備校やスクール(Competitor)は、それぞれ独自の強みやカリキュラムを武器に受講生を集めています。

自社が市場のなかでどのポジションに位置し、どのような価値を提供できるのか(Company)を明確にするためには、まず競合他社がどのようなメッセージでユーザーに訴求しているのかを徹底的に分析することが第一歩となります。

競合分析から見えてくる市場の6大競争要因

資格試験対策の市場を観察すると、主要な競合スクールが打ち出している特徴やメッセージは、大きく6つの要素に集約されることが分かります。

これらは受講生がスクールを選ぶ際に重視するポイントであり、市場における主な競争要因となっています。

  1. ブランド力・合格実績
    • 市場で大きな影響力を持つ大手スクールや伝統的な予備校は、圧倒的な合格者数や合格率を前面に押し出します。過去の実績や、試験制度の変更に対する柔軟な対応力を提示することで、初学者に対してここを選べば間違いないという強い信頼感と安心感を与えています。
  2. 価格・費用対効果
    • 手頃な価格帯を強みにするスクールや、オンラインに特化することで低価格を実現しているスクールが存在します。また、単に受講料が安いという訴求だけでなく、合格時に受講料を全額返金する、祝い金を進呈するといった成果連動型の特典を設けることで、受講検討者の挑戦心を刺激するアプローチも見られます。高価格帯のスクールであっても、手厚い個別指導やサポート体制をセットにすることで、価格に見合う費用対効果を納得させる工夫がなされています。
  3. 学習スタイル・利便性
    • 近年、特に重視されているのが学習の利便性です。スマートフォンを活用して通勤時間やスキマ時間に学習が完結するシステムや、短時間の講義動画、倍速視聴機能、アプリを活用した復習機能などがアピールされます。通学と通信を併用できる環境や、いつでもどこでも学べるオンライン環境の充実度が大きな差別化要素となっています。
  4. カリキュラム設計・学習思想
    • 基礎知識のインプットから段階的にアウトプットへと繋げる体系的なカリキュラムや、短期合格から逆算された合理的な学習フローも重要な訴求点です。フルカラーの読みやすい教材、論点や過去問が網羅されたオリジナルテキスト、答案作成力を養うための実践的メソッドなど、教材の質や講義の組み立て方がアピールされます。
  5. サポート体制
    • 学習中の疑問を解消するための質問制度や講師への直接相談、答案の添削指導などのサポート体制は、受講生の不安を解消するための重要な要素です。さらに、AIを用いた進捗管理や学習スケジュールの自動生成など、テクノロジーを活用した学習支援を取り入れるスクールも増えています。
  6. モチベーション維持施策
    • 資格試験の学習は長期間に及ぶことが多いため、継続を支援するための仕組みも競争要因となります。学習コミュニティでの切磋琢磨、定期的な面談、講師からの声かけ、受講生同士のネットワークづくりなど、心理的な挫折を防ぐための施策が展開されています。

競合スクールのポジション分類とターゲット層の違い

競合他社が提供するサービス内容や訴求ポイントを整理すると、市場内のスクールはいくつかの典型的なポジションに分類できます。

受講検討者がどのような理由でスクールを選択しているのか、その代表的なパターンを見ていきましょう。

圧倒的な実績と信頼感を重視する層向けのポジション

「実績が豊富で、周囲の受講生も使っている」「カリキュラムに従えば確実に合格を目指せる」という安心感を求める層に向けたポジションです。

費用が比較的高額であっても、長年のノウハウと充実した指導体制に対する信頼が購入の決め手となります。

費用対効果と最短合格を重視する層向けのポジション

「必要な知識を網羅しつつ、価格と質のバランスが良い」「手頃な価格で効率よく最短合格を目指したい」と考える層に向けたポジションです。

無駄を省いた合理的なテキストや、お得なキャンペーン、割引制度などを打ち出すことで支持を集めます。

手軽さと圧倒的な低価格を重視する層向けのポジション

「大手スクールの費用が高すぎて通えない」「仕事や生活と両立しながらスキマ時間で学びたい」という層に向けたポジションです。

校舎を持たない通信特化型のスタイルで圧倒的な低価格を実現し、スマートフォンの操作性や手軽さを強調することで、独学層や勉強のハードルを下げたいユーザー層を取り込みます。

特定の科目や専門指導に特化するポジション

全科目を網羅するだけでなく、特定科目の解法や論文や記述の書き方など、得意分野や専門的なテキスト・講座を前面に出すポジションです。

SNSや動画コンテンツなどを通じて講師個人の知名度やノウハウを発信し、特定の悩みを抱える受講生をピンポイントで惹きつける戦略がとられます。

自社LPの方向性を決めるための次の一歩

このように、資格試験予備校・講座の市場にはさまざまな特徴を持った競合が存在しています。

LPを制作するにあたっては、自社がどのポジションに位置し、どの競合と比較されるかを事前に想定しておくことが極めて重要です。

競合の強みや市場の競争要因を正しく把握できていなければ、自社LPのキャッチコピーやメッセージが他社の埋もれてしまったり、ターゲットユーザーに響かない内容になってしまったりします。

まずは競合分析を通じて市場の全体像を把握し、自社が打ち出すべき強みの切り口を見極めましょう。

第2回では、これらの市場環境を踏まえた上で、受講希望者が抱えるリアルな悩みやニーズをどのように分析し、LPのコンテンツに落とし込んでいくのかを詳しく解説します。

次の記事 > 資格試験予備校・講座LPの作り方② | 受講希望者が抱えるリアルなニーズと不安の抽出

連載『資格試験予備校・講座LPの作り方』の目次

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