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資格試験予備校・講座LPの作り方③ | 競合とバッティングしない差別化軸の整理

資格試験対策のランディングページ(LP)を制作する際、市場環境の把握(第1回)と顧客ニーズの分析(第2回)を経た後、次に重要となるのが、自社の立ち位置(ポジション)と差別化軸の明確化です。

競合スクールが多数存在する中で、自社が選ばれる理由を明確に提示できなければ、どれほどデザインを整えてもユーザーの比較検討の波に埋もれてしまいます。

第3回となる今回は、競合と正面からバッティングすることを避け、自社独自の価値を際立たせる差別化軸の整理について詳しく解説していきます。

目次

競合分析から導き出す市場のポジショニング

差別化戦略を練る第一歩は、競合がどのような強みを軸に集客を行っているかを分析し、自社がどこで勝負すべきかを見極めることです

市場に存在する主要なスクールは、主に以下のようなポジショニングで構成されています

  • 実績・ノウハウ主導型(大手・伝統校ポジション)
    • 長年の指導実績、圧倒的な合格者数、網羅的なカリキュラムなどを前面に押し出し、ここを選べば間違いないという強い安心感で受講生を獲得するポジションです。
  • 最短合格・コスパ追求型ポジション
    • 必要十分な学習内容に絞り込み、受講料を抑えつつ効率的に短期合格を目指すアプローチです。合格時の全額返金や祝い金制度など、成果連動型のキャンペーンを組み合わせるケースも見られます。
  • デジタル・利便性特化型ポジション
    • スマホ完結の学習環境やスキマ時間の有効活用を掲げ、従来型の予備校から固定費を削ることで圧倒的な低価格を実現するポジションです。手軽さを求める層や、独学からのステップアップ層を広く取り込みます。
  • 専門特化・独自メソッド型ポジション
    • 特定の科目や答案作成の型、特定講師による指導力など、専門性の高さを切り口にして根強いファンを獲得するポジションです。YouTubeやSNSなどの発信を通じて独自のプレゼンスを築いています。

競合が強力な強みを持っている市場において、自社が同じ土俵(例:大手と同じ実績数勝負、通信特化校と同じ価格破壊勝負など)でそのまま対抗しようとすると、資本力や知名度の差で苦戦することになります。

そのため、競合の隙間を縫う独自の差別化軸を設定することが不可欠です。

自社の強みを再構築する独自の切り口

大手や低価格校が市場を占める中で、自社LPが独自のポジションを築くためには、受講検討者のまだ満たされていない悩みや違和感に目を向ける必要があります。

例えば、ユーザーの心理として、「大手の厳格な雰囲気や自習・暗記メインの学習スタイルが自分には合わないと感じている」「一方通行の講義を聞くだけでは挫折しそう」という悩みがあります。

このようなニーズに対して、自社が提供できる価値を再構築していくことが差別化の起点となります。

具体的には、以下のような切り口で差別化軸を整理することが考えられます

  1. 指導スタイル・伴走体制での差別化
    • 単に講義動画を提供するだけでなく、受講生一人ひとりの学習進捗やスケジュール管理、個別のアドバイスや添削指導など、挫折させないサポートの質を前面に押し出すアプローチ。一人で抱え込みがちな初学者に対して強い訴求力持ちます。
  2. 受講生の属性に特化したアプローチ
    • 多忙な社会人専門、初心者・非専門分野からの挑戦者向けなど、特定の属性を持つユーザーに徹底的に寄り添ったメッセージを展開します。ターゲットを絞り込むことで、自分のための講座だと感じさせることができます。
  3. 学習効率とカリキュラム構成の工夫
    • 何をどの順番で学べばいいか迷わせない完璧に整理された学習カリキュラムや、実践的な答案作成力を早い段階から身につけられるアウトプット重視の設計など、学習の進めやすさで差をつけます。

差別化を具体化する強みの打ち出し方

差別化の方向性が決まったら、それをLP上でどのように表現するかを具体化していきます。

手厚いサポート、わかりやすい講座と書くだけでは、他社との違いが伝わりません。

競合とバッティングしない差別化を表現する際は、以下のポイントを意識することが重要です

  • なぜその方法なのかという根拠を示す
    • 自社独自の指導法やシステムがある場合、それがなぜ受講生にとってメリットになるのかというロジックを明確に提示します。根拠があることで、ユーザーは提案に納得感を持つことができます。
  • ターゲットの不満に対する解決策として提示する
    • 競合他社のサービスを利用したものの挫折してしまった人や、大手スクールのスタイルに馴染めなかった人に対して、当講座ならその問題を解決できるという解決策の形で強みを打ち出します。
  • 客観的な実績や受講生の声で裏付ける
    • 打ち出した強みが事実であることを示すため、受講生からのフィードバックや具体的な学習変化のエピソードなどを組み込み、信頼性を補強します。

自社の選ばれる理由をLPの核にする

ランディングページ制作における戦略設計のゴールは、数ある選択肢の中からなぜ自社を選ぶべきなのか、という理由を明確にし、読み手に提示することです。

自社のポジションと差別化軸が固まれば、LPのキャッチコピーや構成、掲載すべきコンテンツ(講義の特徴、サポート内容、受講生の声など)が自ずと決まってきます。

他社の真似ではなく、自社ならではの価値を中心に据えたLP設計を行うことが、競合分析を活用したWeb施策の成果につながります。

第4回では、今回整理した差別化軸と顧客ニーズを踏まえ、初学者の背中を押す具体的なLPの構成案と段落設計について解説していきます。

次の記事 > 資格試験予備校・講座LPの作り方④ | 初学者の背中を押すLP構成とコンテンツ設計

連載『資格試験予備校・講座LPの作り方』の目次

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