資格試験予備校・講座LPの作り方④ | 初学者の背中を押すLP構成とコンテンツ設計
資格試験対策のランディングページ(LP)制作において、市場分析(第1回)、顧客分析(第2回)、差別化軸の整理(第3回)といった戦略設計が完了したら、いよいよそれらを具体的なページの構成案に落とし込むフェーズに入ります。
どれほど優れた強みやサービス内容を持っていても、情報の並び順や見出しの切り方が不適切であれば、読み手は途中で離脱してしまいます。
第4回となる今回は、初学者の不安を解消し、スムーズに検討・購入へと導くための実践的なLPの構成設計と段落配置について詳しく解説していきます。
初学者の心理変容に合わせた構成の流れ
LPの構成を設計する際の鉄則は、読み手の心理状態の変化に沿ってコンテンツを配置することです。
特に資格試験の初学者は、興味関心を持ちつつも、自分にできるだろうか、本当に成果が出るだろうか、という強い不安を抱えています。
そのため、読み手がページをスクロールするにつれて疑問や懸念が解消され、受講への確信が高まるストーリーラインを組み立てる必要があります。
基本的な構成の流れは、以下の順番で展開するのが効果的です。
- ファーストビュー(ファーストインプレッション)
- 共感・課題提起(共感セクション)
- 解決策の提示と自社の強み・特徴(ソリューション)
- 具体的なカリキュラム・学習システムの説明
- 実績・受講生の声による信頼性の補強
- サポート体制・安心感の提供
- オファー・クロージング(行動喚起)
各セクションの役割とコンテンツ設計のポイント
それぞれのセクションにおいて、どのような情報を盛り込むべきか、具体的な設計ポイントを見ていきましょう。
共感・課題提起セクション
ファーストビューを通過した読み手に対して、「まさに自分のことだ」と思わせるためのセクションです。
ここでは、顧客分析で抽出した
- 仕事や家事と両立できるか不安
- 独学では何をどう勉強すればいいか分からない
- 暗記ばかりの学習に挫折しそう
といった初学者のリアルな悩みや不安を箇条書きなどで提示します。読み手の課題を言語化してあげることで、その後の解決策への関心を高めることができます。
解決策の提示と自社の強みセクション
提示した課題に対し、当講座ならそのお悩みをこのように解決できますという結論を示します。
ここでは、第3回で整理した自社独自の差別化軸(例:徹底的な進捗サポート、スマホ対応のスキマ時間学習、アウトプット重視の学習法など)を軸にして、自社が選ばれる理由をわかりやすく伝えます。
カリキュラムと学習システムの説明セクション
初学者が最も気にする、具体的にどのように学習が進むのかを可視化するセクションです。
何をどの順番で学ぶのかが分かるステップ別のカリキュラム構成や、テキストの使いやすさ、講義動画の特長、スマホで使える学習機能などを紹介します。
図表やステップ表示を活用し、直感的に「これなら自分でも続けられそうだ」と感じてもらう工夫が求められます。
実績・受講生の声セクション
サービスの説明だけでは拭いきれない半信半疑の気持ちを、客観的な事実で裏付けるセクションです。
合格実績や、実際に受講した先輩受講生のエピソードを掲載します。
「社会人で働きながら合格できた理由」や「完全初心者から知識を身につけた経緯」など、ターゲット属性に近い受講生の声を紹介することで、自分事として合格後のイメージを持たせることができます。
サポート体制と安心感セクション
購入直前の最後のハードルとなる、途中で分からなくなったらどうしよう、計画から遅れたらどうしよう、という不安を取り除きます。
質問制度の回数や回答方法、個別面談や進捗管理の仕組み、添削指導の有無など、学習を継続するための伴走体制を明記し、心理的なハードルを下げる役割を果たします。
読みやすさを追求する視覚的アプローチ
LPの文章をただ並べるだけでは、多忙なユーザーは途中で読むのをやめてしまいます。
読み手がストレスなく最後までスクロールできるように、表現やデザインの面でも配慮が必要です。
- 見出しと小見出しの適切な整理
- きりのよい内容ごとに段落を区切り、一目で主張が伝わる見出し・小見出しを設定します。長文テキストを避け、箇条書きなどを取り入れて要点を整理することが大切です。
- 表組や比較表の活用
- テキストでの解説が長くなりやすいカリキュラム内容やコース比較、他社との違いなどは、シンプルな表組(テーブル)にまとめることで、短時間で要点を理解してもらえるよう配慮します。
- 過度な装飾やカッコの多用を避ける
- 強調したい部分を明確にしつつも、文章中に不要な記号や過剰な強調テキストを多用しないようにします。シンプルで洗練された文章リズムを意識することで、コラムとしての信頼性や読みやすさが向上します。
ターゲットを迷わせない導線設計
構成案の仕上げとして重要なのが、問い合わせや申し込みへ導くコンバージョン(CV)ボタンの配置です。
ページの最下部だけにボタンを置くのではなく、ユーザーの納得感が高まるタイミング(強みを解説した直後、受講生の声を見終えた直後など)に適切にCV導線を配置します。
また、いきなり高額な講座の購入を迫るだけでなく、資料請求や無料体験受講、個別相談など、心理的ハードルの低いステップを用意しておくことも、初学者の背中を無理なく押すために有効なアプローチとなります。
第5回では、LPの顔であり成否を分ける重要要素であるファーストビューの作成と信頼感を伝えるコピーライティングについて解説します。
次の記事 > 資格試験予備校・講座LPの作り方⑤ | 信頼感とCV率を高めるファーストビュー・訴求表現
連載『資格試験予備校・講座LPの作り方』の目次
- 第1回:3C分析から紐解く市場環境と競合の強み
- 第2回:受講希望者が抱えるリアルなニーズと不安の抽出
- 第3回:競合とバッティングしない差別化軸の整理
- 第4回:初学者の背中を押すLP構成とコンテンツ設計
- 第5回:信頼感とCV率を高めるファーストビュー・訴求表現